冬の星座案内
Orion〜オリオン座〜


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撮影日時:2020年11月13日 22:42から23:18にかけての4分露出10コマをコンポジット
光学系:タムロン17-35mm Di OSD (f=28mm, 絞りF4.0)
アイダスLPS-P2-FF+ケンコーソフトンクリアフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X4 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO800相当




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撮影メモ: 凍えるような冬の夜空の中天にかかるオリオン座。2個の1等星,斜めにならぶ三ツ星と小三ツ星の淡い光,これほど均整のとれた美しい星座は他にはありません。
オリオンの右肩にあたる赤いベテルギウスは,青白い星の多いオリオン座の中では特異な存在です。 この星は全天で8番目に明るい星ですが,実は約5年半の周期で0.8等から1.3等の間で明るさの変化する変光星です。 最も暗いときは,一気に20位まで落ちてしまいます。 ベテルギウスを除く,リゲルをはじめとする青白い星達は,いずれもオリオンのほぼ中央に位置するオリオン大星雲(M42)で生まれ,今の位置まで拡がったことが知られています。 また,オリオン座の中は天の川から離れているにも関わらず,淡い散光星雲が広く分布し,「オリオンアソシエーション」と呼ばれる星域を作っています。
この写真は焦点距離35mm相当にトリミングしています。

トピックス・ベテルギウスの減光(2020年1月) (2020.3.14掲載)



名所案内

オリオン大星雲M42 ・・・「小三ツ星」の中央にあたる美しい散光星雲,距離1300光年
M78 ・・・三ツ星の東端のζ星から北北東2.5度にある小型の散光星雲,距離1600光年
馬頭星雲 ・・・ζ星の南側に拡がる,馬の頭そっくりな形の暗黒星雲,距離1300光年
オリオン大星雲〜馬頭星雲 ・・・オリオン座中心部の美しい散光星雲の広がりの様子
モンキー星雲 ・・・ふたご座との境界に位置する散光星雲,距離3300光年
エンゼルフィッシュ ・・・頭部に広がる直径約5度の巨大な散光星雲
オリオン・アソシエーション ・・・オリオン座全体に広がる淡い散光星雲の広がりの様子
オリオン座南部の星雲群 ・・・オリオン座南部〜エリダヌス座にかけて広がる淡い散光星雲の様子
バーナードループ(Sh2-276) ・・・オリオン座東部に広がる巨大なループ状の超新星残骸
NGC1788 ・・・エリダヌス座との境界に位置する暗黒星雲と反射星雲
NGC1973 ・・・オリオン大星雲の1度北に位置する散光星雲
NGC1999 ・・・M42の南南東1度に位置する小型の反射星雲,距離1500光年
NGC2022 ・・・エンゼルフィッシュ内に位置する小型の惑星状星雲
NGC2112 ・・・バーナードループの中に埋もれた中型の散開星団
IC426付近 ・・・三ツ星付近に分布する,複数の淡い反射星雲群
IC2162 ・・・モンキー星雲の南に位置する小型の散光星雲
Sh-260, Sh2-262 ・・・γ星(ベラトリクス)の6度西に2つ並んだ淡い散光星雲
Sh-261 ・・・オリオンのこん棒,ν星の北に位置する中型の散光星雲
Sh2-263, Sh-265 ・・・γ星の2度北西に広がる淡い散光星雲と反射星雲
Sh2-267〜Sh-271付近 ・・・オリオンのこん棒,ξ星の周辺に散らばる小形のHα星雲と散開星団
Sh2-278付近 ・・・M42の4度西に位置する散光星雲と,周辺の淡い星雲群
vdB37 ・・・λ星の6度北西に位置する,中型の反射星雲
vdB49 ・・・ベテルギウスの5.2度南西に位置するω星周辺の小形の反射星雲
vdB55 ・・・κ星の2度北西に位置する小形の反射星雲
vdB62 ・・・アルタニクの5度北東に位置する小型の反射星雲
Abell 13 ・・・ベテルギウスの4.2度南東に位置する,視直径2分の赤いリング状の惑星状星雲
PK197-6.1 ・・・ベテルギウスの3.4度北北東に潜む,視直径15分の淡い超新星残骸




冬のダイヤモンド

エリダヌス座,ろ座


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