冬の星雲・星団めぐり
IC426付近(オリオン座の反射星雲)


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撮影日時:2022年12月24日 21:59から22:50にかけての5分露出11コマをコンポジット
光学系:APM ZTA152 15cm屈折,ビクセンVC200L用レデューサ使用 (850mm, F5.6)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ロスマンディG11(Gemini 2)赤道儀,ASI183MC+PHD2にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
感度…ISO1600相当



撮影メモ: オリオン座の三ツ星の一番西側の星,ミンタカの約1度真東の領域を撮影したものです。 ここにはいくつかの目立たない反射星雲が見られます。写真の中央やや左に見える円形の星雲がIC426,右下に見えるのがIC423です。 そしてIC423のすぐ北には,かなり小型のIC424が位置します。 IC426とIC423はともに直径が5分ほどあり,望遠レンズを使っても,何とか存在は捉えることができます。
この領域はオリオン座のほぼ中央であり,星間ガスが非常に豊富な「オリオンアソシエーション」の一部です。 これらの反射星雲は,三ツ星を作る明るい星々の光を反射しています。 もし,明るい星のもっと近くに位置していたら,オリオン大星雲馬頭星雲のようにガスを構成する水素が電離し,美しい散光星雲として見えていたことでしょう。
この写真は焦点距離1000mm相当にトリミングしています。

IC423/反射星雲,タイプ2 R
赤経05h 33m 24.0s (2000.0)
赤緯-00°37' 00" (2000.0)
見かけサイズ6.0'
実サイズ2.6光年
等級-
距離1500光年
その他のIDLBN913
IC424/反射星雲,タイプR
赤経05h 33m 42.0s (2000.0)
赤緯-00°19' 00" (2000.0)
見かけサイズ2'
実サイズ0.9光年
等級-
距離1500光年
IC426/反射星雲,タイプ2 R
赤経05h 36m 48.0s (2000.0)
赤緯-00°15' 00" (2000.0)
見かけサイズ5.0'
実サイズ2.2光年
等級-
距離1500光年
その他のIDLBN921




IC418

くらげ星雲(IC443)


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