冬の星雲・星団めぐり
Sh2-263, Sh2-265(オリオン座の散光星雲)


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撮影日時:2021年1月9日 22:09から23:45にかけての5分露出20コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-V4光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
撮像サイズ…35×24mm,感度…ISO3200相当



Sh2-263/散光+反射星雲,タイプ2 R
赤経05h 21m 30.0s (2000.0)
赤緯+08°25' 00" (2000.0)
見かけサイズ約15'
実サイズ10光年
等級 -
距離1300光年
その他のIDCED44, vdB38
LBN866, 867
Sh2-265/散光星雲,タイプE
赤経05h 18m 26.0s (2000.0)
赤緯+07° 28' 00" (2000.0)
見かけサイズ53.0'×50.5'
実サイズ26光年
等級 -
距離1300光年
その他のID -
撮影メモ: 画面右下に位置する,オリオン座γ星・ベラトリクスの2度北西に広がる淡い散光星雲がSh2-265です。 オリオン・アソシエーションを形成する星間ガスのひとつで,50分ほどの範囲に広がっています。 明確な構造はわかりにくいですが暗黒星雲と入り組んでいてリング状の形状をしています。
そして画面の左上に見えるのがベラトリクスの2.2度北北西に位置する小型の星雲・Sh2-263で,散光星雲と反射星雲が入り混じった形態を持っています。 5.7等級の中心星の光を受けて発光しているもので,視直径は約15分です。 オリオンの頭部に広がる巨大な散光星雲・エンゼルフィッシュの南西の隅にあり,エンゼルフィッシュの写真には小さなその姿が一緒に写ります。




Sh2-261

Sh2-267〜271付近


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