秋の星座案内
Cepheus〜ケフェウス座〜


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撮影日時:2020年12月12日 21:23から21:59にかけての5分露出8コマをコンポジット
光学系:タムロン17-35mm Di OSD (f=35mm, 絞りF4.0)
アイダスLPS-P2-FF+ケンコーソフトンクリアフィルタ使用
ケンコースカイメモ赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X4 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO800相当




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撮影メモ: はくちょう座から続く秋の天の川に浸った,やや歪んだ五角形が古代エチオピア王の姿をかたどったケフェウス座です。 秋の星座とはいってもかなり北寄りの星座で,この写真のわずか上に外れたあたりに北極星があります。 写真では秋の天の川の流れに沿って,たくさんの散光星雲や暗黒星雲が広がっているのがわかります。
この星座の話題は,宇宙の広さを測る物差しとして重要な変光星,δ星です。この写真の五角形の一番下(南側)の星から左側に結んだ先端の星がそれです。 この星は5.37日の周期で4.1等から5.2等まで明るさが変化する脈動変光星です。 このタイプの変光星の変光周期と絶対等級には決まった関係があり,「ケフェウス座δ型変光星」とか,「セファイド」と呼ばれます。 アンドロメダ大星雲のような数百万光年も離れた天体までの距離を求めるには,その星雲の中のセファイドの明るさと変光周期を観測することにより,そのセファイドの絶対等級がわかります。 この絶対等級と実際の明るさを比較すれば,そのセファイドが含まれる星雲までの距離を正確に求めることができるわけです。 このように,セファイドは宇宙の灯台に例えられるように,現代天文学の発展にはなくてはならない存在です。



名所案内

カシオペヤ〜ケフェウス座周辺の星雲群 ・・・カシオペヤ座との境界付近に広がる散光星雲の広域画像
IC1396 ・・・秋の天の川の中にある,視直径約3度の巨大な散光星雲
IC1396周辺の暗黒星雲 ・・・IC1396の周辺に広がる暗黒星雲の分布を捉えた広角画像
IC1396〜Sh2-129 ・・・星座の南部に広がる2つの散光星雲とその周辺
IC1470 ・・・カシオペヤ座との境界付近にある小型の散光星雲
NGC40 ・・・北東部に位置する赤く,大型の惑星状星雲
NGC2276, NGC2300 ・・・赤緯85度に位置する,非対称な形状の渦巻銀河とレンズ状銀河
NGC7139 ・・・ケフェウスの五角形の中に位置する赤く,小型の惑星状星雲
NGC7822付近 ・・・カシオペヤ座との境界にまたがる,差し渡し2度弱の複雑な形を持つ散光星雲
NGC6939 & NGC6946 ・・・西の外れで約0.7度の間隔で並んだ散開星団と渦巻銀河
NGC7023 ・・・α星の北北西6度に位置する,小型の反射星雲
NGC7133, NGC7142 ・・・ほぼ中央部に20分の間隔で並ぶ反射星雲と散開星団
NGC7160 ・・・五角形のほぼ真ん中に位置する小型の散開星団
NGC7235, NGC7261 ・・・五角形の南東に位置する,2つの小型の散開星団
Sh2-129 ・・・IC1396の4度西に位置する,淡い半円形の散光星雲
Sh2-132 ・・・ε星の1度南東に位置する中型の散光星雲
Sh2-135 ・・・ζ星の1.5度北西に位置する小型の散光星雲
Sh2-136 ・・・α星の6度北に位置する小型の反射星雲,別名「幽霊星雲」
Sh2-140 ・・・ζ星の5度北に位置する三日月形の散光星雲
Sh2-142 ・・・南東の隅に位置する小型の散光星雲
洞窟星雲(Sh2-155) ・・・カシオペヤ座との境界付近の小型の散光星雲
vdB152, LDN1235(シャーク星雲)付近 ・・・五角形の北部に位置する,淡い反射星雲と暗黒星雲,周辺の小天体
PK107+7.1 ・・・五角形の中央部に位置する,視直径15分の淡い惑星状星雲
Gyulbudaghian's Nebula ・・・西端に位置する小型の反射星雲




カシオペヤ座

ペルセウス座


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