秋の星雲・星団めぐり
LBN573, LBN575(ケフェウス座の分子雲)


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撮影日時:2025年4月30日 22:10から24:03にかけての8分露出15コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (f=530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀+Lacerta M-GENにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:福島県古殿町・三株高原

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



LBN 573/分子雲,タイプ5 R
赤経23h 14m 00.0s (2000.0)
赤緯+74°00' 00" (2000.0)
見かけサイズ30×20'
実サイズ9×6光年
等級 -
距離1000光年
LBN 575/散光星雲,タイプ6 R
赤経23h 22m 00.0s (2000.0)
赤緯+74°06' 00" (2000.0)
見かけサイズ40×15'
実サイズ12×5光年
等級 -
距離1000光年
撮影メモ: ケフェウス座の最北端のγ星から約3.7度南南西にたどったところに浮かぶ分子雲と暗黒星雲を捉えたものです。 右下(南西)の分子雲がLBN 573,左上(北東)がLBN 575で,長径はそれぞれ30〜40分あります。さらに,LBN 575の中心部の影の部分にはLDN 1262という暗黒星雲のカタログ番号が与えられています。 これらの分子雲は,ケフェウス座北部に広がる巨大な分子雲(Cepheus Flare)の一部の濃い星間ガスの塊で,太陽系からの距離は1000光年ほどです。 2つの塊に分かれた外見から,"Dog Bone Nebula"(犬の骨星雲)と呼ばれることがあります。




うお座西部の分子雲

LBN668付近


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