冬の星雲・星団めぐり
M42(オリオン大星雲)


写真をクリックすると拡大画像が表示されます。

撮影日時:2009年11月20日 26:45から28:34にかけての10分,2分,30秒露出の
各4コマコンポジットの2フレームをモザイク合成
光学系:ビクセン20cmバイザック,レデューサ使用 (1278mm, F6.4)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ビクセンアトラクス赤道儀+ミードPictor 201XTにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD50 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…12bit CCD-RAW→16bit TIFF(3008×2000)変換
CCD感度…ISO1600相当



M42 (NGC1976)/散光星雲,タイプ1 E
赤経05h 35m 24.0s (2000.0)
赤緯-05°27' 00" (2000.0)
見かけサイズ66×60'
実サイズ25×23光年
等級4.0等
距離1300光年
その他のIDSh2-281, LBN974
撮影メモ: 冬の王者オリオンの三ツ星の下にある,有名な大散光星雲です。まるで鳥が翼を広げたような姿は, 小望遠鏡でも十分鑑賞でき,溜息のでるような美しさです。全天随一の,最高最美の天体です(と,私は思っています)。 私が初めて望遠鏡での写真撮影に挑戦したとき,狙ったのはこのM42でした。なお,M42というのは鳥の翼の部分で, 頭はM43という,別のメシエ天体ということになっています。
オリオン座を形作る多くの星は,このM42で生まれ,現在の位置まで分散したものです。 上の写真では露出オーバーのため白くとんでいますが,このM42の中心部には「トラペジウム」という,生まれたての四連星を見ることができます。

M42のスペクトル (別ウィンドウ)



写真をクリックすると拡大画像が表示されます。

M42中心部の拡大画像(トラペジウム)

撮影日時:2020年12月10日 22:47から22:50にかけての30秒×5, 10秒×5, 5秒×5, 2秒×5
以上の20コマをHDR合成
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon & Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI183MC
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…32bit FITS→16bit TIFF(5496×3672)変換
撮像サイズ…13.2×8.8mm,ゲイン…400



撮影メモ: オリオン大星雲(M42)の中心部を捉えた拡大画像です。画面中央に見える,5〜8等級の4つの星から作られるのがトラペジウム(Trapezium: 台形)です。 赤経順(画面右から左へ)にA, B, C, Dの符号が与えられています。トラペジウムは,M42の中に位置する散開星団と認識されています。



写真をクリックすると拡大画像が表示されます。

M42の広域画像

撮影日時:2019年11月29日 26:48から28:29にかけての1分(ISO3200とISO1000),
4分(ISO3200)露出18コマコンポジットの2フレームをモザイク合成
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
撮像サイズ…36×24mm,感度…ISO1000, ISO3200相当



撮影メモ: オリオン大星雲(M42)を中心とした,約2度×3度の領域を捉えたものです。 M42の周辺の淡い星間ガスの広がりを強調しています。 特に星雲の東側には写野全面に星雲が広がっており,はるか東側のバーナードループまでつながっています。




M1(かに星雲)

オリオン大星雲〜馬頭星雲


御意見,御感想をお聞かせください。 →メールはこちらまで・・・

Copyright(c) 2007, 2019, 2020 by Naoyuki Kurita, All rights reserved.
ホームページ 冬の星雲・星団写真集 オリオン座