黒点相対数・活動領域データベース

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ウォルフ黒点相対数の集約結果 (2007年〜2024年6月) 活動領域分布の 集約結果 (2007年〜2023年)

　画像の凡例

• 各太陽画像は天球の北を上に，西を右に向けた正立像です。日周運動による太陽の移動方向を基準にしています。
• 各画像の左上に，撮影時の太陽の北極方向角(P)，日面中央緯度(B₀)，日面中央経度(L₀)を表示しています。
  
  1. 北極方向角(P)…天球の北の方向を基準にした，太陽の自転軸の傾きです。左に傾いていれば＋，右に傾いていれば−の数値です。年間を通して約±26°の範囲で変動します。
  2. 日面中央緯度(B₀)…太陽の自転軸の視線方向の傾きを示します。北半球が多く見えているときに＋，その逆のときに−になります。年間を通して±7.4°の間で変動します。
  3. 日面中央経度(L₀)…太陽の子午線を基準に東回りに0〜360°まで割り振った太陽面経度の，中央部での値です。1日に約13.2°ずつ減っていき，約27.3日でもとの数値に戻ります。
• 2007年5月以降の各ページの右上のボタンを押すと，太陽経緯度線グリッド(10度間隔)の表示／非表示を切り換えることができます。経度は中央子午線(=L₀)を基準とした相対表示です。
• 活動領域，黒点等の位置は"N10-E20"等と表記します。これは緯度が北緯10度，経度が中央子午線より東(左側)に20度の意味です。
• 太陽面の様子の説明文では，各活動領域を示すのにNOAA(アメリカ海洋大気庁)の活動領域番号を使用しています。
• プロミネンスは空の透明度により見え方が大きく変化します。コントラストの変化が太陽活動の変化をそのまま反映しているわけではありません。
• 画像の更新の速報性は保証できません。複数日のデータを一度に追加することがあります。
• 主な彩層面現象と特徴：
  
  • プラージュ(羊斑)…白く見える活動領域で，黒点群を取り囲むように見えることが多い。
  • フレア…太陽面の爆発現象で，白く明るい領域として観測される。
  • 彩層網…太陽全面に見られる細かい粒状の構造。
  • プロミネンス(紅炎)…太陽外縁に見られる炎のような構造。太陽磁場に沿った様々な形状を示す。
  • ダークフィラメント…プロミネンスが彩層面を背景にして見える暗い筋状の構造。

　撮影機材

• Ｈα画像
  コロナド製ソーラーマックス40鏡筒(D=40mm, f=400mm, F10.0)
  
  オリンパスC-5060WZデジタルカメラ＋CEMAX25mmアイピースによるコリメート撮影 (2007年4月)
  (レンズ焦点距離22.9mm, 絞りF4.8開放，ISO100相当，モノクロモード)
  合成焦点距離366mm (35mmフィルム換算1760mm)
  
  オリンパスC-2020Zデジタルカメラ＋CEMAX25mmアイピースによるコリメート撮影 (2007/5/3〜6/28)
  (レンズ焦点距離19.1mm, 絞りF2.8開放，ISO100相当，モノクロモード)
  合成焦点距離306mm (35mmフィルム換算1696mm)
  
  オリンパスC-3030Zデジタルカメラ＋LV20mmアイピースによるコリメート撮影 (2007/6/30〜2013/9/18)
  (レンズ焦点距離19.5mm, 絞りF2.8開放，ISO100相当，モノクロモード)
  合成焦点距離390mm (35mmフィルム換算1920mm)
  標準露出：彩層面1/80秒，プロミネンス1/8秒，各8コマ，4コマをコンポジット，Photoshopにて合成
  
  セレストロン Skyris445C 動画カメラによる直焦点撮影 (2013/9/19〜2020/10/6)
  標準露出1/160秒，15fpsで6秒撮影，Registax6にてスタック+ウェーブレット変換処理
  
  ZWO ASI183MC CMOSカメラによる直焦点撮影 (2020/10/11〜)
  標準露出1/200秒，30fpsで2秒撮影，Registax6にてスタック+ウェーブレット変換処理
  
  
• 白色画像　(不定期に撮影)
  (2007年5月〜2010年5月)
  ペンタックス75EDHF(D=75mm, f=500mm, F6.7)＋ビクセンLV25mmアイピース(20倍)
  バーダープラネタリウム製アストロソーラーフィルター＋ケンコーPO1フィルター
  オリンパスC-5060WZデジタルカメラによるコリメート撮影 (レンズ焦点距離22.9mm, 絞りF4.8開放，ISO100相当)
  合成焦点距離458mm (35mmフィルム換算2180mm)
  標準露出：1/250秒，4コマをコンポジット
  
  (2010年6月〜)
  ボーグ45ED II(D=45mm, f=325mm, F7.2)＋テレビューナグラーtype5 16mmアイピース(20.3倍)
  バーダープラネタリウム製アストロソーラーフィルター
  オリンパスC-5060WZデジタルカメラによるコリメート撮影 (レンズ焦点距離22.9mm, 絞りF4.8開放，ISO100相当)
  合成焦点距離465mm (35mmフィルム換算2210mm)
  標準露出：1/250秒，4コマをコンポジット
  
  (2013年9月28日〜2020年10月2日)
  ボーグ60ED(D=60mm, f=350mm, F5.8), セレストロン Skyris445C 動画カメラによる直焦点撮影
  バーダープラネタリウム製アストロソーラーフィルター＋コントラストブースターフィルタ
  標準露出1/500秒，15fpsで6秒撮影，Registax6にてスタック+ウェーブレット変換処理
  
  (2020年10月11日〜)
  ボーグ60ED(D=60mm, f=350mm, F5.8), ZWO ASI183MC CMOSカメラによる直焦点撮影
  バーダープラネタリウム製アストロソーラーフィルター＋コントラストブースターフィルタ
  標準露出1/2000秒，30fpsで2秒撮影，Registax6にてスタック+ウェーブレット変換処理
  
  ※気象条件等により，露出は適宜調整
  ※撮影地：東京都国分寺市(2007年4月〜2010年3月)，茨城県日立市(2010年4月〜)