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広角レンズを使って,地上の様々な風景と星を一緒に納めた写真を「星の風景写真」という意味で「星景写真」といいます。 星景写真は,撮影ポイント,大気の透明度,そして撮影者のセンスが違えば同じ写真を得ることは二度とできず,天体写真の世界において, 作者の意図を盛り込むことのできる数少ないジャンルのひとつといえます。 ここでは,今まで撮りだめたそんな「星景写真」を集めてみました。 |
タイムラプス(微速度撮影)による星景動画 |
デジタルカメラで撮影した画像をつなぎ合わせ,長時間に渡る星々の動きを微速度撮影の要領で編集した動画です。
星の動きが線状に伸びた軌跡となる,静止画としての星景写真とは異なる様々な表現が可能となります。 ※YouTubeのサーバーを利用しています。 |
昇る夏の天の川(2024年) 720p, 75秒 |
初夏の星空9時間 720p, 80秒 |
冬の星空12時間 720p, 105秒 |
雲間のさそり座の日周運動 720p, 85秒 |
昇る夏の天の川 720p, 60秒 |
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月光下のオリオンの日周運動 720p, 120秒 |
大気光と夏の天の川 720p, 75秒 |
2014年のふたご座流星群 720p, 110秒 |
冬の星座達の日周運動 720p, 100秒 |
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Part 1・夕暮れの風景 |
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日没から次第に明るさを失ってゆく空の色彩は,季節や天候の条件によって実に様々です。その色彩を記録しようとしても,
撮影条件によってはまったく予想もできない写真が出来上がることもあります。 ここに集めたのは,そんな微妙な色合いの空の中でゆっくりと沈んでゆく星々や月の姿です。 |
Part 2・暗夜の風景 |
暗夜の風景プレビューへ |
ここでは,月のない夜間に撮影した作品を集めています。「暗夜」とはいっても,現在の日本に星明かりしか見えない理想的な天体観測地はほとんどありません。 天文ファンとしては残念この上ない現実ですが,遠くの街明かりを様々な形で取り入れた星景写真には,現代文明から隔絶された地では得られない,意外な美しさを感じることができます。 |
Part 3・月夜の風景 |
月夜の風景プレビューへ |
月が出ている晩には,星座や星雲・星団といった天体写真撮影はできません。しかし,地上の風景とともに星空の日周運動を記録する星景写真についてはこの限りではありません。 月は太陽光を反射しているため,明るさが数万分の1であることを除けば,一見昼間と同じような色彩の写真を撮影することができます。 ここには,月明かりで地上の木々や山並みを照らすというテクニックを利用した作品を集めています。 |
Part 4・夜明けの風景 |
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一晩の星空の饗宴が終わり,東の空が白んでゆく瞬間を切り取った作品群です。刻一刻とあたりが明るくなっていき,かつ露出計は使えないため,撮影条件の決定が極めて難しい対象です。 夕暮れ時に比べて人間の活動が少ないので街明かりもかなり落とされており,より自然に近い空のグラデーションを捉えることができます。 |