冬の星座案内
Puppis〜とも座〜


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撮影日時:2021年12月10日 26:37から26:46にかけての3分露出4コマをコンポジット
光学系:タムロン17-35mm Di OSD (f=28mm, 絞りF3.5開放)
ケンコーソフトンクリア+スターリーナイトフィルタ使用
アイベルCD-1ポータブル赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X4 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO800相当




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撮影メモ: 冬の南の地平線に沿うようにして,巨大な船の姿をかたどった星座がかつてありました。 ギリシャ神話に登場するアルゴ船を表す「アルゴ座」という星座です。東西の差し渡しが70度以上にも及び,現在最大のうみへび座もしのぐ,全天一の巨大な星座でした。 しかし18世紀後半,あまりにも大きすぎるということで,ラカイユが船尾(とも)座,帆座,帆柱座,竜骨座の4つに分割しました。 帆柱座は,後にらしんばん(羅針盤)座に改められています。
さて,とも座はこのアルゴ船の船尾(キール)の部分を表す星座です。おおいぬ座の南東に,大きな歪んだ四角形の形に星が並んでいるのが特徴です。 関東以南であれば,何とか星座全体を見ることができますが,南中高度が低いため,低空まで澄み渡った日でないと,見るのはなかなか難しいでしょう。
とも座の北東の外れには,「冬の二重星団」とも呼ばれる美しい散開星団,M46とM47が見られ,とも座随一の見所です。



名所案内

M46, M47 ・・・とも座の北東の外れに2つ並んだ美しい散開星団
M93 ・・・ξ星の2°北東にある,中型の散開星団,距離3600光年
NGC2298 ・・・西部に位置する,視直径約5分の小形の球状星団,距離3万光年
NGC2438 ・・・散開星団M46の中に見られる明るい惑星状星雲
NGC2467 ・・・冬の天の川の中にある散開星団とそれと重なる散光星雲
NGC2451, NGC2477 ・・・とも座南部に2つ並んだ,密集度の異なる散開星団ペア
NGC2539 ・・・北東の隅に位置する,大きさ20分ほどの散開星団
Sh2-299, Sh2-300 ・・・シリウスの東11度隔に2つ並んだ淡い散光星雲
Sh2-302 ・・・西の外れに位置する,円形で小型の散光星雲
vdB98 ・・・おおいぬ座δ星の6.4度東北東に位置する小形の反射星雲
ガム星雲 ・・・とも座からほ座の天の川に広がる巨大な超新星残骸




おおいぬ座

いっかくじゅう座


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