秋の星座案内
Andromeda〜アンドロメダ座〜


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撮影日時:2020年12月12日 20:29から21:15にかけての5分露出10コマをコンポジット
光学系:タムロン17-35mm Di OSD (f=24mm, 絞りF4.0)
アイダスLPS-P2-FF+ケンコーソフトンクリアフィルタ使用
ケンコースカイメモ赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X4 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO800相当




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撮影メモ: 「秋の四辺形」で知られるペガスス座の左上の星から,北東方向へ2等星の星列が伸びています。 これがエチオピア王妃カシオペヤの虚栄心の犠牲となって,海の怪獣ティアマト(くじら座)のいけにえにされたアンドロメダ姫の姿です。 この写真では頭を右にして横たわった格好になっています。 このエチオピア王朝をめぐる神話に登場する星座は,アンドロメダ,カシオペヤ,ペルセウス,ペガスス,ケフェウス,くじらと実に6星座に及び, 最も完成度の高い星座神話のひとつといってよいでしょう。
アンドロメダ姫の脇腹に相当するところには,アンドロメダ大星雲(M31)が淡い楕円形を見せています。 この星雲のおかげで,アンドロメダの名前が広く知られていると言えるでしょう。



名所案内

アンドロメダ大星雲M31 ・・・秋の夜空を代表する系外星雲,距離230万光年
NGC891 ・・・γ星の4度東にある小型の系外星雲
NGC752 ・・・アンドロメダの左足の足元に広がる,視直径45分の散開星団
NGC7640 ・・・北西の隅に位置する,視直径10分の系外星雲
青い雪だるま(NGC7662) ・・・アンドロメダ座北部に位置する,青く小型の惑星状星雲,距離1790光年
NGC7686 ・・・天の川のふちに位置する中型の散開星団
IC239 ・・・ペルセウス座との境界に位置する,中型のフェイスオン銀河
Andromeda I ・・・M31の3.5度南に位置する淡い矮小楕円銀河,M31の伴銀河のひとつ
Arp 65 ・・・最南端のおひつじ座との境界に位置する小規模な銀河群
Arp 113 ・・・α星アルフェラッツの1.2度東北東に位置する密集銀河群
Abell262 ・・・さんかく座との境界付近に位置する,40個ほどの銀河からなる中規模な銀河団,距離2億1000万光年
Abell347 ・・・最東端に潜む,30個ほどの銀河を含む銀河団,距離2億4000万光年
HCG10 ・・・β星の3.5°南東に位置する小規模な密集銀河群
vdB158付近 ・・・北西端のλ星の2度強北に位置する,長さ約1.5度の淡い分子雲
LBN668付近 ・・・北東端の65番星に照らされた反射星雲とその西側に広がる差し渡し約2.5度の淡い分子雲




こぐま座

ペガスス座


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