春の星雲・星団めぐり
M81,M82(おおぐま座の系外星雲)


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撮影日時:2019年12月28日 24:34から26:33にかけての6分露出10コマコンポジットの
2フレームをモザイク合成
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



M81 (NGC3031)/系外星雲,タイプSA(s)ab I-II
赤経09h 55m 33.5s (2000.0)
赤緯+69°04' 00" (2000.0)
見かけサイズ27.0 ×14.1'
視線速度+69km/s
等級7.9等
距離1790万光年
所属する銀河群M81銀河群
その他のIDUGC5318, MCG12-10-10,
PGC28630
M82 (NGC3034)/系外星雲,タイプI0
赤経09h 55m 54.0s (2000.0)
赤緯+69°40' 57" (2000.0)
見かけサイズ11.2 ×4.3'
視線速度+323km/s
等級8.8等
距離1790万光年
所属する銀河群M81銀河群
その他のIDUGC5322, MCG12-10-11,
PGC28655
撮影メモ: ちょうどおおぐまの頭の上にあたる所にある,約35分の離角で南北に並んだ2つの明るい系外星雲です。南側(写真下)がほぼ斜め上から見た格好のM81(NGC3031), そして北側(写真上)が真横から見ていることになるM82(NGC3034)です。それぞれの明るさは7.9等,8.8等で,ともに約1800万光年の彼方に浮かぶ, 「M81銀河群」という銀河の群れの主要なメンバーです。
ともに双眼鏡で,2つの小さなぼんやりした光点として認めることができます。特にM82は望遠鏡で眺めると,周辺部分に凹凸があることがわかります。 この銀河は中心で大爆発を起こしている,いわゆる「爆発する小宇宙」として有名になったものです。 数千万年前には2つの銀河が現在よりも近接していたことが知られており,このときの相互作用が,M82の活動を誘発したのではないかとも考えられています。

トピックス・M82に出現した超新星2014J
M82のスペクトル (別ウィンドウ)




M64(黒眼銀河)

M94


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