春の星雲・星団めぐり
M95, M96, M105付近（しし座の系外星雲）



撮影日時：2018年3月24日 23:16から25:12にかけての3分露出8コマコンポジットの
3フレームをモザイク合成
光学系：ミード25cmシュミットカセグレン，レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀＋Pictor 201XT にて完全自動ガイド
デジタルカメラ：ニコンD810A
撮影地：山梨県北杜市大泉町

カメラ設定：記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当，ホワイトバランス…太陽光


撮影メモ： しし座の前足と後ろ足の間に位置する，3つのメシエナンバーがついた小型の系外星雲M95, M96, M105付近のモザイク画像です。 M95は視直径5分ほどの棒渦巻銀河で，渦が中心核の周りを完全に一周しています。 M96もM95とほぼ同じ大きさの渦巻銀河で，東西方向に未発達な腕が2本伸びている様子がわかります。 ともに約3300万光年の彼方にあり，周辺の淡い銀河たちとともに，小規模な銀河群を形成しています。
M105はM96の約1度北に位置し，低倍率では同一視野に見ることができます。 M105は拡大画像に写っている3つの銀河のうち，右側の最も明るいもので，上に見えるのはNGC3384，そして左下の暗い銀河がNGC3389です。
M105の視直径は約5分，明るさは約10等級です。ほぼ円形の楕円銀河なので，特に明確な構造は見せてくれず，大型の望遠鏡でも明るい光斑状です。

M95 (NGC3351)／系外星雲，タイプSB(r)b II
赤経10h 43m 57.9s (2000.0)
赤緯+11°42' 15" (2000.0)
見かけサイズ7.4×5.0'
視線速度+1117km/s
等級10.7等
距離3300万光年
所属する銀河群しし座I銀河群
その他のIDUGC5850, MCG2-28-1,
PGC32007
M96 (NGC3368)／系外星雲，タイプSAB(rs)ab II
赤経10h 46m 45.2s (2000.0)
赤緯+11°49' 16" (2000.0)
見かけサイズ7.5×5.2'
視線速度1237km/s
等級9.9等
距離3400万光年
所属する銀河群しし座I銀河群
その他のIDUGC5882, MCG2-28-6,
PGC32192
M105 (NGC3379)／系外星雲，タイプE1
赤経10h 47m 49.8s (2000.0)
赤緯+12°34' 57" (2000.0)
見かけサイズ5.3×4.7'
視線速度+1217km/s
等級10.1等
距離3600万光年
所属する銀河群しし座I銀河群
その他のIDUGC5902, MCG2-28-11
PGC32256



NGC4548(M91)
M98


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