M83 (NGC5236)/系外星雲,タイプSAB(s)c II |
赤経 | 13h 37m 0.2s (2000.0) |
赤緯 | -29°52' 04" (2000.0) |
見かけサイズ | 13 ×12' |
視線速度 | +786km/s |
等級 | 8.2等 |
距離 | 1530万光年 |
所属する銀河群 | NGC5128銀河群 |
その他のID | ESO444-81, MCG-5-32-50, UGCA366, PGC48082 |
撮影メモ:
長大なうみへび座のしっぽのあたりに見られる,明るく見やすい系外星雲です。
おとめ座の1等星・スピカとほぼ同じ赤経で,スピカの南約19度に位置します。東京付近での南中高度は25度ほどなので,
南の空の条件が良い所でないと,周辺の淡い渦巻きの部分まで見るのは難しいかもしれません。
M83は典型的な「棒渦巻き銀河」で,写真では中心から北東・南西方向に棒のような構造が伸び,そこから渦が巻いている様子をはっきり写し取ることができます。
眼視では,口径10cm以上があれば,透明度の良い晩にぼんやりした棒渦巻き構造が認められます。
M83のように眼視でもはっきりした渦巻きを見ることができる系外星雲は珍しく,天体写真技術が発達する以前に,
眼視スケッチで渦巻き構造がはっきり記録されているのは,このM83のみと言われています。
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