春の星雲・星団めぐり
かみのけ座銀河団



撮影日時:2006年2月4日 28:10から28:59にかけての9分露出6コマをコンポジット
光学系:タカハシ12.5cmフローライト屈折 (1000mm, F8.0)
ビクセンアトラクス赤道儀+Pictor 201XT にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:フジフイルムFinePix S2Pro
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…12bit CCD-RAW→16bit TIFF(3024×2016)変換
CCD感度…ISO1600相当,ホワイトバランス・・・オート



Abell 1656/銀河団,タイプ 2 1 II
赤経13h 00m (概略位置)
赤緯+28°00' (概略位置)
見かけサイズ約120'
銀河数106
赤方偏移0.0232
等級13.5等
距離2億9000万光年
所属する超銀河団かみのけ座超銀河団
撮影メモ: この写真はかみのけ座北部の一角を捉えたものです。ここには百個あまりの銀河が2度弱の範囲に密集した「かみのけ座銀河団」が広がっています。 すぐ南には私達に最も近い銀河団である「おとめ座銀河団」が10度ほどの範囲に広がっています。 かみのけ座銀河団はそれと同じ程度の規模を持ち,中心部までの距離は約2億9000万光年です。
このかみのけ座銀河団は楕円銀河が多いのが特徴です。とはいってもアマチュア用の望遠鏡ではぼんやりした光点の集合として捉えるのが精一杯です。 その中で,中央部に2つの巨大楕円銀河・NGC4874とNGC4889が目を引きます。
「銀河団」とは,数百個の銀河が数千万光年オーダーの範囲に群がった宇宙の構造の一部です。 私達の銀河系が属する「局部銀河群」は,おとめ座銀河団の辺境に位置する小規模な銀河の集まりです。 局部銀河群とおとめ座銀河団は,「おとめ座超銀河団」と呼ばれる,1億光年オーダーのさらに大規模な構造を形成しています。 恒星が数千億集まって銀河ができるように,超銀河団は,例えれば「数千〜数万の銀河が集まってできた超銀河」と考えることができます。 そしてこのかみのけ座銀河団も周辺の銀河団とともに「かみのけ座超銀河団」を形成しており,私達にとって,いわば「お隣り」の超銀河団ということになります。

(4桁の数字はNGCナンバーを,Iで始まる数字はICナンバーを表す)

恒星を消去した画像




Abell1185

Abell1795


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