秋の星雲・星団めぐり
vdB14, vdB15(きりん座の反射星雲)


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撮影日時:2021年10月10日 21:33から21:45にかけての4分露出4コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:福島県古殿町・三株高原

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
撮像サイズ…35×24mm,感度…ISO3200相当



vdB14/反射星雲,タイプ4 R
赤経03h 29m (2000.0)
赤緯+59°50’(2000.0)
見かけサイズ20.0'
実サイズN/A
等級-
距離N/A
その他のIDLBN681
vdB15/反射星雲,タイプ6 R
赤経03h 29m (2000.0)
赤緯+58°50’(2000.0)
見かけサイズ20.0'
実サイズN/A
等級-
距離N/A
その他のIDLBN684
撮影メモ: カシオペヤ座とペルセウス座にはさまれたあたり,秋の淡い天の川の北岸に見られる,非常に淡い反射星雲です。 きりん座の領域内に属し,ほとんど知名度はないといってよいでしょう。北側(写真上)の4等星,きりん座B星の光を反射しているのがvdB14, そして南側(同下)の5等星,きりん座C星のまわりに広がっているのがvdB15というカタログ番号を持つ反射星雲です。
当然ながら肉眼で認めることは不可能で,最高の透明度の空の下で,長時間露出して初めてその姿を見ることができます。 詳しい星図を見ると,ともに差し渡しが20分ほどある星雲の形が描かれていますが,下に示した反転強調画像を見ると, これらはひとつの星雲としてつながっているようです。
ペルセウス座の二重星団h-χの約5度東に位置しているので,このあたりの領域を望遠レンズで撮影すれば,写野の隅におぼろげな姿が写ります。
この写真は焦点距離700mm相当にトリミングしています。

IC1805, IC1848周辺の広域画像(913KB)へ




vdB 9付近

vdB16


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