Shapley8(Abell3558, ケンタウルス座の銀河団)
撮影日時: | 2021年2月19日 26:55から27:48にかけての4分露出14コマをコンポジット |
光学系: | ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3) |
| バーダープラネタリウムMoon & Skyglowフィルタ使用 |
| ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド |
デジタルカメラ: | ニコンD810A |
撮影地: | 山梨県北杜市大泉町 |
カメラ設定: | 記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換 |
| 撮像サイズ…20×20mm |
| 感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光 |
Abell 3558/銀河団,タイプ 4 3 I |
赤経 | 13h 27m 54.0s (2000.0) |
赤緯 | -31°29' 00" (2000.0) |
見かけサイズ | 約22' |
銀河数 | 226 |
赤方偏移 | 0.0468 |
等級 | 13.8等 |
距離 | 6億4000万光年 |
所属する超銀河団 | シャプレー超銀河団 |
撮影メモ:
ケンタウルス座北部に潜む,遠距離ながら極めて大規模な銀河団として知られる "Shapley8" (Abell3558)を捉えたものです。
うみへび座尾部の渦巻銀河・M83の約3度南西に位置します。
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Shapley8は,約6億5000万光年の距離に分布する「シャプレー超銀河団」の中核の銀河団で,200個以上の銀河を含みます。
銀河団の集中度指標(richness class)は3に分類されており,Abellカタログの中では明るい銀河を最も多く含みます。
このため,これだけの遠距離にも関わらず,小望遠鏡で何とか撮影することができます。
シャプレー超銀河団はアメリカの天文学者・Harlow Shapley(1885-1972)により研究され,彼の死後,1989年になって独立した超銀河団として認識されたことからこの名を持ちます。
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