春の星雲・星団めぐり
ケンタウルス座銀河団 (Abell 3526)


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撮影日時:2025年2月21日 25:16から26:31にかけての8分露出10コマをコンポジット
光学系:ボーグ67FL, フラットナー使用 (f=324mm, F4.8)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STV にて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-25℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Abell 3526/銀河団,タイプ 0 0 I-II:
赤経12h 49m (概略位置)
赤緯-41°18' (概略位置)
見かけサイズ180'
銀河数33
赤方偏移0.0102
等級12.9等
距離1億5500万光年
所属する超銀河団ケンタウルス座超銀河団
NGC4696/系外星雲,タイプE+1 pec
赤経12h 48m 49.2s (2000.0)
赤緯-41°18' 40" (2000.0)
見かけサイズ4.5×3.2'
視線速度+2958km/s
等級11.4等
距離1億4500万光年
所属する銀河群Abell 35326
その他のIDESO 322-91, MCG -7-26-51
PGC 43296
撮影メモ: ケンタウルス座γ星の約8度北に位置する大形の銀河団です。約1億5000万光年の距離に浮かび,30個以上の銀河が3度ほどの範囲内に分布しています。 この銀河団は,局部銀河群とおとめ座銀河団を含む,「おとめ座超銀河団」に最も近くに位置する「ケンタウルス座超銀河団」の中核を構成しています。
最も目立つ銀河はほぼ中央に見えるNGC4696で,大きさ4分強の巨大楕円銀河です。 銀河団内の個々の銀河の局部運動の観測より,Abell 3526はNGC4696を中心とするメインのサブグループと,すぐ東側に見えるNGC4709などを含む別のサブグループからなることがわかっています。 これらのサブグループは,やがて単一の銀河団に吸収されると考えられています。
この写真は焦点距離400mm相当にトリミングしています。

(写真中の4桁の数字はNGCナンバーを表す)




Abell 1367

Shapley8(Abell 3558)


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