冬の星雲・星団めぐり
Sh2-223, Sh2-224(ぎょしゃ座の超新星残骸)


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撮影日時:2022年10月22日 27:07から28:23にかけての10分露出4コマコンポジットの
2フレームをモザイク合成
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Sh2-223/超新星残骸,タイプ 4 E
赤経05h 16m 38.0s (2000.0)
赤緯+42° 04' 00" (2000.0)
見かけサイズ60.0×7.0'
実サイズ530光年
等級 -
距離2万6000光年
その他のID LBN 768
Sh2-224/超新星残骸,タイプ 5 E
赤経05h 26m 52.0s (2000.0)
赤緯+42° 58' 00" (2000.0)
見かけサイズ30.5×17.5'
実サイズ235光年
等級 -
距離1万4700光年
その他のIDLBN 769
撮影メモ: ぎょしゃ座の五角形の中に位置する,3つの淡い超新星残骸です。画面右下の大きなカーブ状に見えるのがSh2-223で,左上のやや小型のものがSh2-224,そして左下には差し渡し10分ほどの小規模なSh2-225が見えます。 Sh2-223はカペラの3度南東に位置し,その長さは約1度に及びます。その2度北東に位置するSh2-224は長径が約30分の楕円形をしていることがわかります。
ページ右上のボタンをクリックすると,カラー画像の赤チャンネルの反転強調画像が表示されます。この画像では2つの淡い超新星残骸の形状がよくわかります。 左上のSh2-224は北西と南東に存在する2箇所の比較的濃いループ状の構造が楕円形を作っており,そのさらに西側に,極めて淡い直線状の星雲が存在しています。 これは超新星爆発の際の衝撃波面に相当すると考えられます。




Sh2-216, 221付近

Sh2-227, 228付近


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