冬の星雲・星団めぐり
Sh2-216, Sh2-221付近(ぎょしゃ座の惑星状星雲と超新星残骸)
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撮影日時: | 2020年11月21日 24:38から27:34にかけての5分露出36コマをコンポジット |
光学系: | タムロンSP300mmF2.8, 絞りF3.5 |
| Astronomik CLS-CCD-FFフィルタ使用 |
| タカハシJP赤道儀にて自動ガイド |
デジタルカメラ: | キヤノンEOS 6D (改造) |
撮影地: | 山梨県北杜市大泉町 |
カメラ設定: | 記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換 |
| 撮像サイズ…35×24mm,感度…ISO2000相当 |
撮影メモ:
ぎょしゃ座の北西の隅,カペラの2〜5°西に位置する,極めて淡い星雲群を捉えたものです。
画面の右(西側)には視直径約3度の淡いSh2-216が位置します。最も近距離に位置する,古い惑星状星雲のひとつです。実際はほぼ円形をしていますが,西側の領域が極めて淡く,この写真では東側のアーク状の領域のみがわかります。
画面左側(東側)には,差し渡し約4度の超新星残骸Sh2-221が広がっています。フィラメント状の星雲の構造がおぼろげながらわかります。
Sh2-221の北側には小型の発光星雲が位置します。Sh2-217は約7分のサイズ,その20分南西のSh2-219はひとまわり小型の2分ほどの円形をしています。
これらの2星雲は1万光年以上の極めて遠距離に位置し,Sh2-216, 221とは関連はありません。
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Sh2-216/惑星状星雲,タイプ 4 E |
赤経 | 04h 45m 30s (2000.0) |
赤緯 | +46° 50' 00" (2000.0) |
見かけサイズ | 180' |
実サイズ | 20光年 |
等級 | - |
距離 | 390光年 |
その他のID | LBN 744 |
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Sh2-221/超新星残骸,タイプ 6 E |
赤経 | 04h 54m 48.0s (2000.0) |
赤緯 | +46° 41' 00" (2000.0) |
見かけサイズ | 240' |
実サイズ | N/A |
等級 | - |
距離 | N/A |
その他のID | LBN 754 |
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Sh2-217/散光星雲,タイプ 3 E |
赤経 | 04h 58m 42.0s (2000.0) |
赤緯 | +47° 59' 49" (2000.0) |
見かけサイズ | 7.3×6.3' |
実サイズ | 44光年 |
等級 | - |
距離 | 1万7000光年 |
その他のID | LBN 745 |
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Sh2-219/散光星雲,タイプ 3 E |
赤経 | 04h 56m 11.7s (2000.0) |
赤緯 | +47° 23' 37" (2000.0) |
見かけサイズ | 2.0' |
実サイズ | 12光年 |
等級 | - |
距離 | 1万4000光年 |
その他のID | LBN 747 |
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