冬の星雲・星団めぐり
Sh2-216, Sh2-221付近(ぎょしゃ座の惑星状星雲と超新星残骸)


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撮影日時:2022年10月29日 24:47から25:29にかけての6分露出8コマをコンポジット
光学系:AFズームニッコール80-200mmF2.8ED (f=135mm, 絞りF4.0)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:福島県古殿町・三株高原

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100




Sh2-216, 221付近の天体分布
※イタリック体は散開星団を示す
撮影メモ: ぎょしゃ座の北西の隅,カペラの2〜5°西に位置する,極めて淡い星雲群を捉えたものです。 画面の右(西側)には視直径約3度の淡いSh2-216が位置します。最も近距離に位置する,古い惑星状星雲のひとつです。実際はほぼ円形をしていますが,西側の領域が極めて淡く,東側のアーク状の領域が目立ちます。 画面左側(東側)には,差し渡し約4度の超新星残骸Sh2-221が広がっています。フィラメント状の星雲の構造がおぼろげながらわかります。
Sh2-221の北側には小型の発光星雲が位置します。Sh2-217は約7分のサイズ,その20分南西のSh2-219はひとまわり小型の2分ほどの円形をしています。 これらの2星雲は1万光年以上の極めて遠距離に位置し,Sh2-216, 221とは関連はありません。
Sh2-216/惑星状星雲,タイプ 4 E
赤経04h 45m 30s (2000.0)
赤緯+46°50' 00" (2000.0)
見かけサイズ180'
実サイズ20光年
等級 -
距離390光年
その他のIDLBN 744
Sh2-221/超新星残骸,タイプ 6 E
赤経04h 54m 48.0s (2000.0)
赤緯+46°41' 00" (2000.0)
見かけサイズ240'
実サイズ180光年
等級 -
距離2600光年
その他のIDLBN 754
Sh2-217/散光星雲,タイプ 3 E
赤経04h 58m 42.0s (2000.0)
赤緯+47°59' 49" (2000.0)
見かけサイズ7.3×6.3'
実サイズ44光年
等級 -
距離1万7000光年
その他のIDLBN 745
Sh2-219/散光星雲,タイプ 3 E
赤経04h 56m 11.7s (2000.0)
赤緯+47°23' 37" (2000.0)
見かけサイズ2.0'
実サイズ12光年
等級 -
距離1万4000光年
その他のIDLBN 747




vdB98

Sh2-223,224


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