冬の星雲・星団めぐり
Sh2-227, 228付近(ぎょしゃ座の散光星雲)


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撮影日時:2022年12月24日 25:31から27:36にかけての8分露出6コマコンポジットの
2フレームをモザイク合成
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-25℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Sh2-227/散光星雲,タイプ 5 R
赤経05h 19m 51.0s (2000.0)
赤緯+38° 55' 00" (2000.0)
見かけサイズ22.5'
実サイズ80光年
等級 -
距離14000光年
その他のIDLBN 781
NGC1857/散開星団,タイプ I 3 m
赤経05h 20m 06.0s (2000.0)
赤緯+39° 20' 36" (2000.0)
見かけサイズ5.0'
実サイズN/A
星数40
等級7.0等
距離N/A
撮影メモ: ぎょしゃ座の五角形の中,カペラから南に7.5度に位置するぎょしゃ座μ星の周辺に散らばる,淡いHα星雲と散開星団たちを捉えたものです。 左上に見える,視直径が20分強の星雲がSh2-227です。ほぼ円形をしており,内部にむらがあることがわかります。 Sh2-227の約0.5度北に小型の散開星団・NGC1857が見えます。直径5分の範囲内に40個ほどの星が集まっています。密集度が高いため,眼視でも意外に目立ちます。
写野の右下には,小形の赤い星雲が位置します。Sh2-226は大きさ2分,その45分南東に見えるSh2-228はこれらの星雲の中で最も写真写りが良く,8分ほどの広がりを持ちます。 さらに1度弱東には,1分ほどの大きさのIC2120が位置します。この写真では詳細な構造がわかりませんが,惑星状星雲に分類されています。
Sh2-226/散光星雲,タイプ 3 E
赤経05h 11m 06.7s (2000.0)
赤緯+37°59' 33" (2000.0)
見かけサイズ2.0'
実サイズ8光年
等級 -
距離13700光年
その他のIDLBN 780
Sh2-228/散光星雲,タイプ 1 E
赤経05h 13m 35.0s (2000.0)
赤緯+37°27' 11" (2000.0)
見かけサイズ8.0'
実サイズ26光年
等級 -
距離11400光年
その他のIDLBN 783
IC2120/惑星状星雲
赤経05h 18m 10.4s (2000.0)
赤緯+37°33' 28" (2000.0)
見かけサイズ60.0"
実サイズ1.2光年
等級 -
距離4160光年
その他のIDPK 169-0.1

Sh2-227, 228付近の天体分布 Sh2-227, 228付近の天体分布

※イタリック体は散開星団を示す




Sh2-223, 224

Sh2-232付近


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