秋の星雲・星団めぐり
Sh2-213, Sh2-214付近(ペルセウス座の分子雲)


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撮影日時:2025年11月1日 25:53から27:05にかけての8分露出10コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (f=530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Sh2-213/散光星雲,タイプ6 E+R
赤経04h 20m 43.2s (2000.0)
赤緯+44°56' 26" (2000.0)
見かけサイズ1.0×1.0'
実サイズ2光年
等級 -
距離6850光年
その他のIDLBN 731
Sh2-214/分子雲,タイプ6 R
赤経04h 21m 30.0s (2000.0)
赤緯+44°22' 00" (2000.0)
見かけサイズ4.0×4.0'
実サイズ0.75光年
等級650光年
距離LBN 735
撮影メモ: ペルセウス座の北東部,天の川の西側の岸に相当するあたりに広がる淡い分子雲を捉えたもので,ぎょしゃ座α星・カペラの10度弱西に相当する領域です。 画面の上方に見える,わずかに赤いHα成分がSh2-213で,極めてかすかな散開星団・Berkeley 11が重なっています。星雲の大きさは1分ほどしかなく,距離は約6800光年と推定されています。
画面内には霞のような分子雲がほぼ全面に見えますが,画面下方の部分には,Sh2-214というIDが付けられています。 大きさは4分と記載されていますが,実際には30分以上の広がりがこの画像からは確認できます。 この分子雲の距離は誤差が大きいものの650光年と見積もられており,Sh2-213は10倍以上遠くに位置することになります。
Sh2-213, Sh2-214周辺の天体分布 Sh2-213, Sh2-214周辺の天体分布




Sh2-211, Sh2-212付近

vdB 1


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