冬の星雲・星団めぐり
Red Rectangle(いっかくじゅう座の惑星状星雲)



撮影日時:2020年2月23日 20:58から22:05にかけての4分×15コマ,1分×5コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…10×10mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



Red Rectangle/発光星雲,タイプR bipolar
赤経06h 19m 58.1s (2000.0)
赤緯-10° 38' 14" (2000.0)
見かけサイズ4.0×3.0"
実サイズN/A
等級 -
距離2300光年
その他のID -
撮影メモ: いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界付近に位置する小型の天体を捉えたものです。 分類上は大きさがわずか4秒あまりの発光星雲となっていますが,実態は恒星が死を迎え,ガスを宇宙空間に放出し始めた直後の姿で,極めて初期の惑星状星雲(Proto-Planetary Nebula)と考えられています。 1973年に発見されたため,特定の天体カタログには登録されていません。 その色とユニークな形状から"Red Rectangle"というニックネームが与えられ,ハッブル宇宙望遠鏡によりその詳細な構造が捉えられて比較的広く知られるようになりました。




ガム星雲

おうし座分子雲付近


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