秋の星雲・星団めぐり
NGC663, M103付近(カシオペヤ座の散開星団)


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撮影日時:2024年8月11日 26:42から27:22にかけての8分露出6コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (f=530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-5℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



NGC663/散開星団,タイプe, II 3 r
赤経01h 46m 0.0s (2000.0)
赤緯+61°15' 00" (2000.0)
見かけサイズ11'
実サイズ8光年
星数80
等級7.1等
距離2570光年
M103 (NGC581)/散開星団,タイプd, II 2 m
赤経01h 33m 11.9s (2000.0)
赤緯+60°42' 00" (2000.0)
見かけサイズ5'
実サイズ6光年
星数25
等級7.4等
距離3740光年
撮影メモ: カシオペヤ座の東側の2つの星,δ星とε星の中間あたりには,双眼鏡で見やすいいくつかの散開星団が散らばっています。 カシオペヤ座は北天の星座なので,最も見やすくなったときは北に向かって眺めることになります。よってこの写真とは逆さまになります。
写野の左側に捉えた大型の散開星団がNGC663で,10分ほどの範囲内に微光星がぎっしり集まっています。望遠鏡で眺めると三角形に星が集まっているのがわかります。 右下の隅に見えるやや小さな散開星団がM103です。NGC663の方が見やすく,なぜこちらがメシエ天体になっているのか不思議な気がします。 最後に,写真の上方に見える小さい散開星団はNGC654です。 このあたりにはとても紹介しきれないほどたくさんの星団が潜んでいます。双眼鏡で天の川の流れをざっとたどるだけで,次々に視野に飛び込んできます。




NGC457

NGC752


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