冬の星雲・星団めぐり
コーン星雲付近(NGC2264,いっかくじゅう座)


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撮影日時:2007年12月14日 22:29から24:51にかけての10分露出6コマをコンポジット
光学系:タカハシ12.5cmフローライト屈折,ビクセンVC200L用レデューサ使用 (700mm, F5.6)
アイダスLPS-P2-FF光害カットフィルタ使用
ビクセンアトラクス赤道儀,ToUcam Pro II+Guidemasterにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD80 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…12bit CCD-RAW→16bit TIFF(3872×2592)変換
CCD感度…ISO1600相当



NGC2264/散光星雲 & 散開星団,タイプ1 E
赤経06h 41m 6.0s (2000.0)
赤緯+09°53' 00" (2000.0)
見かけサイズ60'
実サイズ45光年
等級3.9等
距離2600光年
その他のIDSh2-273, LBN911
撮影メモ: いっかくじゅう座のばら星雲の約6度北に位置する,大変まばらな散開星団と,そのまわりの星雲です。 写真の上部で輝く明るい星は15番星(いっかくじゅう座S星)で,4.2等から4.6等の範囲で変化する不規則変光星です。 この星から南側に散らばっているのがNGC2264を作る星たちです。S星のすぐ南西に青白い反射星雲が見られ,また南側には大変淡いものの,赤い散光星雲が見られます。 この散光星雲の南側には暗黒星雲により作られる切り込みがあり,この切り込みの形から,「コーン星雲(Cone Nebula)」「クリスマスツリー」といった愛称で呼ばれます。 さらに,この写真の撮影範囲をはるかに超える広い一帯は大変に淡い散光星雲で覆われており,Sh2-273という番号が与えられています。



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撮影日時:2021年11月28日 23:16から24:22にかけての6分露出12コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon & Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(2040×2040)変換
撮像サイズ…10×10mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



撮影メモ: コーン星雲付近の拡大画像です。散光星雲の手前に三角形の暗黒星雲がせり上がり,星雲を2つに裂いているように見えます。 暗黒星雲の部分にも複雑な構造が見られ,恒星が誕生する現場となっています。




ハッブルの変光星雲(NGC2261)

NGC2371


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