M77 (NGC1068)/系外星雲,タイプ(R)SAB(rs)ab |
赤経 | 02h 42m 40.2s (2000.0) |
赤緯 | -00°00' 48" (2000.0) |
見かけサイズ | 7.1×6.0' |
視線速度 | +1144km/s |
等級 | 8.9等 |
距離 | 4690万光年 |
所属する銀河群 | NGC1068銀河群 |
その他のID | UGC2188, MCG0-7-83, PGC10266, Arp 37 |
撮影メモ:
くじらの首に相当するδ星(4等)から50分ほど東南東に離れたところにある楕円形の光芒がM77(NGC1068)です。
大きさは7分×6分,明るさは9等で,くじら座にあるたくさんの銀河の中では最も明るく,見やすいものです。距離は約4700万光年です。
双眼鏡では存在のみですが,5〜6cm程度の小望遠鏡でぼんやりした姿がわかります。
この銀河は渦がほとんど発達していない「セイファート銀河」と呼ばれる特異銀河で,大望遠鏡で見ても楕円形であることに変わりはありません。
大変活動的な中心核を持つのが特徴で,強いX線や電波を放っています。中心の巨大ブラックホールが原因と考えられていますが,
その活動のメカニズムはよくわかっていません。M77は,全天で最も明るいセイファート銀河です。
→ M77のスペクトル (別ウィンドウ)
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