夏の星雲・星団めぐり
M16(わし星雲,へび座)


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撮影日時:2024年6月7日 25:04から25:39にかけての8分露出5コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (f=530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀+Lacerta M-GENにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:長野県小海町・八千穂高原

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



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M16中心部のクローズアップ

撮影日時:2024年8月10日 22:46から23:41にかけての6分露出10コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
アイダスLPS-P1光害カットフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(2040×2040)変換
撮像サイズ…10×10mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



M16 (NGC6611)/散光星雲&散開星団,タイプII 3 m n
赤経18h 18m 48.0s (2000.0)
赤緯-13°47' 00" (2000.0)
見かけサイズ35×28'
実サイズ46×37光年
星数543
等級6.4等
距離4600光年
その他のIDIC4703
撮影メモ: 夏の天の川のほぼ中央に広がっている散光星雲・M16です。その全体の形から「わし星雲(Eagle Nebula)」と呼ばれます。 散開星団と重なっていますが,カタログ番号M16=NGC6611は散開星団のもので,星雲にはIC4703という番号がついています。視直径約30分,距離は約4600光年です。 次のページのM17(オメガ星雲)やいて座のM8(干潟星雲)などとともに,透明度に恵まれれば双眼鏡でぼんやりした姿を肉眼で見ることができます。 冬の空に見られる散光星雲のほとんどは肉眼で見ることができませんが,夏の天の川に散らばる星雲には,肉眼でも認められるものがいくつかあり,対照的です。
2枚目の写真に示したM16の中心部には象の鼻のような形の暗黒星雲があり,新しく生まれる恒星の巣となっています。この複雑な構造は1995年にハッブル宇宙望遠鏡(HST)で鮮明な姿が捉えられ,非常に有名になりました。 「創造の柱」というニックネームがつけられています。

M16のスペクトル (別ウィンドウ)




干潟星雲周辺の星雲群

M17(オメガ星雲)


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