M16 (NGC6611)/散光星雲&散開星団,タイプII 3 m n |
赤経 | 18h 18m 48.0s (2000.0) |
赤緯 | -13°47' 00" (2000.0) |
見かけサイズ | 35×28' |
実サイズ | 46×37光年 |
星数 | 543 |
等級 | 6.4等 |
距離 | 4600光年 |
撮影メモ:
夏の天の川のほぼ中央に広がっている散光星雲・M16です。その全体の形から「わし星雲(Eagle Nebula)」と呼ばれます。
散開星団と重なっていますが,星雲,星団とも同じカタログ番号M16=NGC6611がついています。視直径約30分,距離は約4600光年です。
次のページのM17(オメガ星雲)やいて座のM8(干潟星雲)などとともに,透明度に恵まれれば双眼鏡でぼんやりした姿を肉眼で見ることができます。
冬の空に見られる散光星雲のほとんどは肉眼で見ることができませんが,夏の天の川に散らばる星雲には,肉眼でも認められるものがいくつかあり,対照的です。
M16の中心部には象の鼻のような形の暗黒星雲があり,新しく生まれる恒星の巣となっています。この複雑な構造は1995年にハッブル宇宙望遠鏡(HST)で鮮明な姿が捉えられ,非常に有名になりました。
下に示したのはM16中心部を強拡大したものですが,この暗黒星雲の様子が何とかわかります。
→ M16のスペクトル (別ウィンドウ)
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