夏の星雲・星団めぐり
M13(ヘルクレス座の球状星団)


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撮影日時:2019年5月25日 23:02から23:41にかけての5分露出×5コマ,1分露出×5コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀,Skyris445C+PHD2にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



M13 (NGC6205)/球状星団,タイプV
赤経16h 41m 42.0s (2000.0)
赤緯+36°28' 00" (2000.0)
見かけサイズ10'
実サイズ98光年
等級5.7等
距離22,000光年
撮影メモ: 7月ごろの夜半前,ほぼ天頂にかかる球状星団です。 ヘルクレス座の胴体を形作るη星とζ星の間にあり,周りにはあまり明るい恒星がないのでよく目立ちます。 視直径約10分,約10万個の恒星が集まっています。距離は2万2000光年です。
銀河系内の主な散光星雲や散開星団は,いずれも渦巻き構造を呈する銀河円盤内に分布しますが,M13をはじめとする多くの球状星団はこの原則には当てはまりません。銀河円盤を離れた,「ハロー」と呼ばれる銀河系全体を取り囲む球状の 領域内に一様に分布します。球状星団を構成する星達は,銀河系自身とほぼ同じ100数十億年という老齢なもので,銀河系の形成時の様子を明らかにする上で非常に重要な天体です。




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