春の星雲・星団めぐり
M101(回転花火銀河,おおぐま座)


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撮影日時:2024年2月10日 23:58から24:53にかけての6分露出10コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
アイダスLPS-P1光害カットフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



M101 (NGC5457)/系外星雲,タイプSAB(rs)cd I
赤経14h 03m 12.7s (2000.0)
赤緯+54°21' 03" (2000.0)
見かけサイズ28.8 ×26.9'
視線速度+360km/s
等級8.3等
距離2250万光年
所属する銀河群M101銀河群
その他のIDUGC8981, MCG9-23-28,
PGC50063, Arp 26
撮影メモ: 北斗七星の柄の先端から2番目の星,ミザールから東へ4度ほど離れたところにある,視直径27分ほどの大型の系外星雲です。 距離は2250万光年,下の写真のようにミザールを出発点にして,5〜6等星の4つの星列を飛び石づたいにたどると,初心者でも比較的簡単に見つけることができます。 満月の3分の2以上の大きな星雲ですが非常に淡いため,眼視では何となくぼんやりした,大きな光のシミのようにしか見えません。 写真では真上から眺めた渦巻き構造がはっきりとわかり,回転花火銀河(Pinwheel Galaxy)の愛称の意味がよくわかります。
また,M101は近距離に位置するのに加えてほぼ真上から見下ろすフェイスオン銀河のため,その腕に沿って散らばる多くのHα星雲を見ることができます。 そのいくつかにはカタログ番号が与えられています。ページ右上のボタンをクリックすると,それらのNGC番号が表示されます。

トピックス・M101に出現した超新星2023ixf
M101のファインディングチャート ミザールからM101へ

 北斗七星のミザールからM101の見つけ方。
 おおぐま座81→83→84→86番星と東の方向にたどることで,簡単にM101を見つけることができる。
(200mm望遠レンズで撮影)




M101周辺の広域画像

撮影日時:2019年5月3日 23:43から24:50にかけての6分露出12コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-V4光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(7360×4912)変換
撮像サイズ…FXフォーマット(36×24mm)
感度…ISO2500相当,ホワイトバランス…太陽光



撮影メモ: M101を中心とする,差し渡し2.5度の範囲を捉えたものです。M101とその周辺にはいくつかの小型の銀河が分布しており, 「M101群」という小規模な銀河群を形成しています。画面の下端付近にやや明るい不規則銀河・NGC5474があります。
(写真中の4桁の数字はNGCナンバーを表す)



M94

NGC5866 (M102)


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