夏の星雲・星団めぐり
Cr399(こぎつね座の散開星団)


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撮影日時:2023年4月22日 25:33から26:30にかけての8分露出8コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-20℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Cr 399/散開星団,タイプIII 3 m
赤経19h 25m 24.0s (2000.0)
赤緯+20°11' 00" (2000.0)
見かけサイズ60'
実サイズN/A
星数40
等級 -
距離N/A
NGC6802/散開星団,タイプI 1 m
赤経19h 30m 35.3s (2000.0)
赤緯+20°15' 47" (2000.0)
見かけサイズ5.0'
実サイズ5.4光年
星数50
等級8.8等
距離3700光年
その他のIDCr 400
撮影メモ: はくちょう座のアルビレオの約8度南に位置するまばらな散開星団です。 星団という印象は薄いのですが,双眼鏡で眺めると東西にきれいに一直線に並んだ6個の星と,その南側に隣接して作られる五角形が印象的です。いずれも6等級の星で,よく目立ちます。 厳密には,これらの星までの距離には300光年から2000光年までのばらつきがあり,相互の結びつきはないので星団とは定義されず,アステリズムの一種です。
これらの星々の並びから,アメリカでは「コートハンガー」というニックネームで呼ばれています。偶然とはいえ,よくこんなにきれいに並んだものだと感心してしまいます。 是非一度御覧になることをお勧めします。
Cr399のすぐ東には,視直径5分の小規模な散開星団NGC6802が位置しています。




Cr359

M4


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