春の星座案内
Sextans〜ろくぶんぎ座〜


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撮影日時:2020年2月23日 23:56から24:33にかけての5分露出8コマをコンポジット
光学系:AFズームニッコール24-85mm (f=50mm, 絞りF3.5開放)
アイダスLPS-P2-FF光害カット+ケンコーPROソフトン[A]フィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X5 (クリアフィルタ改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO800相当




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撮影メモ: しし座のすぐ南側に位置する小星座です。17世紀にヘベリウスによって作られた新興星座のひとつで,4〜5等星の暗い星ばかりからなり,星座の形はまったくたどりようがありません。 六分儀とは航海に使われていた測量器のことで,天体の高度の測定などに用いられていました。 同じような測量器をかたどった星座に「はちぶんぎ(八分儀)座」もありますが,こちらは天の南極付近に位置するやはり目立たない星座で,北半球からは見ることはできません。
ろくぶんぎ座は真四角に区切られた領域を占めていて,その中を天の赤道が通っています。 いくつかの系外星雲があり,星座の南部に位置するNGC3115は「紡錘銀河」という通称を持ちます。 小望遠鏡でも見ることができる,このあたりでは明るい銀河のひとつです。



名所案内

NGC3044 ・・・α星の4.5度北西に位置するエッジオン銀河,距離5080万光年
紡錘銀河NGC3115 ・・・南部に位置する,明るく見やすいエッジオン銀河,距離2180万光年
NGC3166, NGC3169 ・・・ろくぶんぎ座北部に2つ並んだ小型の系外星雲
UGCA205(ろくぶんぎ座A) ・・・星座のほぼ中央に位置する,局部銀河団に属する矮小銀河,距離470万光年




かみのけ座

みなみじゅうじ座


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