冬の星雲・星団めぐり
バーナードループ〜ばら星雲


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撮影日時:2023年12月17日 25:15から26:52にかけての4分露出25コマをコンポジット
光学系:AFズームニッコール80-200mmF2.8ED (f=80mm, 絞りF4.0)
Astronomik CLS-CCD-FFフィルタ使用
ビクセンアトラクス赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
感度…ISO3200相当



バーナードループ(Sh2-276)/散光星雲,タイプE
赤経05h 52m (2000.0)
赤緯-03° (2000.0)
見かけサイズ600×30'
実サイズ -
等級 -
距離1500光年
NGC2237-9/散光星雲,タイプ1 E
赤経06h 30m 18.0s (2000.0)
赤緯+05°03’00" (2000.0)
見かけサイズ64×61'
実サイズ67×64光年
等級 -
距離3600光年
その他のIDSh2-275, LBN949
撮影メモ: オリオン座の東半分いっぱいに広がる巨大な散光星雲,バーナードループから,ばら星雲にかけての様子を中望遠レンズで捉えたものです。 このあたりはいっかくじゅう座の領域で,画面を斜めに横切る形で冬の天の川が流れます。これらの散光星雲は肉眼で見ることはほとんど不可能ですが,カラー写真の格好の被写体です。
バーナードループは100万年前の超新星爆発のレムナント(残骸)で,いわば恒星の「なきがら」ですが,ばら星雲では新しい恒星の生成が非常に活発に行われています。 こちらはさしずめ「星のゆりかご」というわけです。人間の時間スケールでは永久不変に見える星の世界にも,ダイナミックな輪廻転生が存在します。




バーナードループ(Sh2-276)

ハッブルの変光星雲(NGC2261)


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