夏の星雲・星団めぐり
Sh2-68(へび座の惑星状星雲)


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撮影日時:2020年4月29日 24:33から26:39にかけての5分露出23コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3)
アイダスLPS-V4光害カットフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀+Lacerta M-GENにて完全自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:茨城県常陸太田市

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換
撮像サイズ…36×24mm,感度…ISO1600相当



Sh2-68/惑星状星雲
赤経18h 25m 01.3s (2000.0)
赤緯+00°52' 18" (2000.0)
見かけサイズ7.0'
実サイズN/A
等級10.0等
距離N/A
その他のIDLBN 93, PK 30+6.1
撮影メモ: へび座尾部のη星の約4度北,天の川の西岸に潜むSh2-68です。大きさは7分あり,比較的大型の惑星状星雲です。形成から4万年以上が経過しており,惑星状星雲としてはかなり古い部類に入ります。
星雲の中心部は酸素原子が放つ緑色,その北東側に水素原子が放つ赤い星雲がストリーク状に伸びており,特異な形状をしています。 中心星が高速で移動しており,このような構造になったと考えられています。 拡大画像で示したように,北を右に向けると人の顔のように見えることから,Flaming Skull Nebula(燃える頭蓋骨星雲)の愛称で呼ばれることがあります。
この写真は焦点距離700mm相当にトリミングしています。


Sh2-68の拡大画像 Sh2-68の拡大画像




Sh2-59, Sh2-60

Sh2-71


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