夏の星雲・星団めぐり
Sh2-68付近(へび座の惑星状星雲)


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撮影日時:2024年5月4日 24:25から25:37にかけての8分露出10コマをコンポジット
光学系:タカハシ16cmイプシロン (f=530mm, F3.3)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシJP赤道儀+SBIG STVにて完全自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Sh2-68/惑星状星雲
赤経18h 25m 01.3s (2000.0)
赤緯+00°52' 18" (2000.0)
見かけサイズ7.0'
実サイズ2.3光年
等級10.0等
距離1100光年
その他のIDLBN 93, PK 30+6.1
vdB123/反射星雲,タイプ4 R
赤経18h 30m 23.4s (2000.0)
赤緯+01°13' 41" (2000.0)
見かけサイズ4.0'
実サイズN/A
等級 -
距離N/A
その他のIDLBN 96
撮影メモ: 写野の右側に見えるのは,へび座尾部のη星の約4度北,天の川の西岸に潜むSh2-68です。大きさは7分あり,比較的大型の惑星状星雲です。 形成から4万年以上が経過しており,惑星状星雲としてはかなり古い部類に入ります。
星雲の中心部は酸素原子が放つ緑色,その北東側に水素原子が放つ赤い星雲がストリーク状に伸びており,特異な形状をしています。 中心星が高速で移動しており,このような構造になったと考えられています。 拡大画像で示したように,北を右に向けると人の顔のように見えることから,Flaming Skull Nebula(燃える頭蓋骨星雲)の愛称で呼ばれることがあります。
Sh2-68の1.4度東北東には,極めて淡いながら暗黒星雲が見られます。 この暗黒星雲は無名ですが,その東側に位置する反射星雲はvdB123というカタログ番号を持っています。


Sh2-68の拡大画像 Sh2-68の拡大画像




Sh2-66, 67, 69付近

Sh2-71


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