夏の星雲・星団めぐり
Sh2-112, Sh2-115付近(はくちょう座の散光星雲)
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撮影日時: | 2019年8月3日 25:26から25:51にかけての5分露出6コマをコンポジット |
光学系: | タカハシ16cmイプシロン (530mm, F3.3) |
| アイダスLPS-V4光害カットフィルタ使用 |
| タカハシEM-200赤道儀+Lacerta M-GENにて完全自動ガイド |
デジタルカメラ: | キヤノンEOS 6D (改造) |
撮影地: | 長野県小海町・八千穂高原 |
カメラ設定: | 記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換 |
| 撮像サイズ…36×24mm,感度…ISO2500相当 |
Sh2-112/散光星雲,タイプ E |
赤経 | 20h 34m 03.0s (2000.0) |
赤緯 | +45° 38' 42" (2000.0) |
見かけサイズ | 15.0' |
実サイズ | 25光年 |
等級 | - |
距離 | 5700光年 |
その他のID | - |
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Sh2-115/散光星雲,タイプ 2 E |
赤経 | 20h 34m 27.2s (2000.0) |
赤緯 | +46° 48' 30" (2000.0) |
見かけサイズ | 30.0×20.0' |
実サイズ | 110光年 |
等級 | - |
距離 | 7500光年 |
その他のID | LBN 358 |
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撮影メモ:
はくちょう座の北部の一角を捉えたもので,写野のすぐ左下に外れたところにデネブが位置し,この写真ではその光芒が写っています。
写真の南北に2つの円形のHα領域が並んでおり,南側がSh2-112,北側がSh2-115です。
ともに大きさは15分から20分ほどで,はくちょう座を撮影すると,その北の外れにそれらの小さな姿を見ることができます。
また,Sh2-115の40分ほど北西にさらに小さなSh2-116が認められます。惑星状星雲の番号(PK 85+4.1)を持ちますが,実際はこのあたりのガス星雲が濃くなっているだけの領域と考えられています。
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Sh2-112, 115付近の天体 |
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