春の星雲・星団めぐり
オメガ星団(NGC5139,ケンタウルス座の球状星団)



撮影日時:2019年2月2日 27:53から28:14にかけての3分露出8コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Pictor 201XT にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS 6D (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(3056×3056)変換
撮像サイズ…20×20mm,感度…ISO4000相当



NGC5139/球状星団,タイプVIII
赤経13h 26m 48.0s (2000.0)
赤緯-47°29' 00" (2000.0)
見かけサイズ36.3'
実サイズ160光年
等級3.7等
距離16,000光年
撮影メモ: 春の南の低空に見られる,視直径36分にも及ぶ全天最大の球状星団です。おとめ座のスピカのほぼ真南に位置しています。 東京付近の南中高度はわずか7度しかなく,低空まで澄み渡った日でない限り,見るのは非常に難しいでしょう。 明るさは3.7等なので,空の条件さえ許せば肉眼でも恒星状に見えます。この星団はひとつの星としてケンタウルス座の形を作っていて, 球状星団であることが発見される以前に「ケンタウルス座ω星」とされました。「オメガ星団」の名前は,このことから来ています。
小型の双眼鏡でも周辺の星は分解して見え,20倍程度の倍率でも素晴らしい眺めを楽しめます。




NGC5053

NGC5466


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