春の星雲・星団めぐり
NGC5128(ケンタウルス座の系外星雲)



撮影日時:2017年2月3日 28:01から28:34にかけての3分露出12コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
ミードLX200赤道儀+Pictor 201XT にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



NGC5128/系外星雲,タイプS0 pec
赤経13h 25m 27.6s (2000.0)
赤緯-43°00' 31" (2000.0)
見かけサイズ25.7×20.0'
視線速度+795km/s
等級7.8等
距離1600万光年
所属する銀河群NGC5128銀河群
その他のIDESO270-9, MCG-7-28-1,
ARP153, PGC46957
撮影メモ: おとめ座やうしかい座など,春の星座達が南中したころ,地平線ぎりぎりにその上半身だけを現すケンタウルス座に見られる楕円銀河です。 「ケンタウルスA」という電波天体の符号を持ち,大望遠鏡で撮影した写真でもおなじみです。 その特徴は何といっても中央を横切る太く,はっきりした暗黒帯で,中望遠レンズでもその存在を撮影することが可能です。
NGC5128は,暗黒帯で分断された南北の銀河本体から強力な電波を放射しており,そのエネルギーは太陽が放射する電波の5000万倍にも及びます。 銀河中心部にある巨大ブラックホールが電波を放射しているという説や,2つの銀河が衝突した影響であるという説などがあります。 銀河系からの距離は,約1600万光年と見積もられています。




NGC5102

NGC5170


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