春の星雲・星団めぐり
NGC4008付近(しし座の系外星雲)



撮影日時:2022年5月3日 21:29から22:23にかけての6分露出10コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon & Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



NGC4004/系外星雲,タイプPec
赤経11h 58m 05.1s (2000.0)
赤緯+27°52' 08" (2000.0)
見かけサイズ2.2×0.7'
視線速度+3377km/s
等級14.1等
距離1億5300万光年
所属する銀河群NGC4017銀河群
その他のIDUGC 6950, CGCG 157-65
MCG +5-28-60, IRAS 11555+2809
PGC 37654
NGC4008/系外星雲,タイプE5
赤経11h 58m 17.2s (2000.0)
赤緯+28°11' 34" (2000.0)
見かけサイズ2.4×1.2'
視線速度+3562km/s
等級13.0等
距離1億6500万光年
所属する銀河群NGC4017銀河群
その他のIDUGC 6953, CGCG 157-66
MCG +5-28-61, PGC 37666
撮影メモ: しし座の北東端に散らばる銀河を捉えたものです。この写真の写野内に,りょうけん座,かみのけ座との境界線が走っています。
中央やや上の楕円銀河が12等級のNGC4008,その南に見える特異銀河が14等級のNGC4004です。ともに長径は2分強で,特に目を引くものでありません。 NGC4004は,銀河本体から南の方向に,直線状に腕が引き伸ばされているような構造が特徴的です。これはすぐ西に位置する,IC2982との相互作用の影響と考えられています。
これらの銀河は1億5000万〜1億6000万光年の彼方に位置し,写野の南に外れたところにあるNGC4017を中心とする,小規模な銀河群を構成しています。




NGC3981

NGC4027


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