春の星雲・星団めぐり
NGC3190付近(しし座の系外星雲)



撮影日時:2020年2月23日 22:12から23:19にかけての6分露出12コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



NGC3190/系外星雲,タイプSA(s)a pec sp
赤経10h 18m 5.7s (2000.0)
赤緯+21°49' 59" (2000.0)
見かけサイズ4.3×1.5'
視線速度+1620km/s
等級12.0等
距離8000万光年
所属する銀河群しし座II - NGC3190銀河群
その他のIDNGC3189, UGC5559
MCG4-24-26, PGC30083

HCG44の銀河一覧
NGCHCGタイプ赤経赤緯サイズ等級
319044ASA(s)a pec sp10h 18m 5.7s+21°49' 59"4.3×1.5'12.0等
319344BE210h 18m 25.0s+21°53' 42"3.0×2.7'12.0等
318544C(R)SB(r)a10h 17m 38.6s+21°41' 19"2.3×1.6'12.7等
318744DSB(s)c pec10h 17m 47.5s+21°52' 25"3.0×1.3'13.2等
撮影メモ: しし大がまの根元の部分を形作る,しし座γ星とζ星の間に分布する小規模な銀河群です。4つのメンバーがヒクソン・コンパクトグループ(HCG)の44番として登録されています。 ほぼ真横から見る格好になっている,最も大型の渦巻銀河がNGC3190で,その周りにNGC3185,NGC3187,NGC3193の様々な形態の銀河が約20分の範囲内に浮かんでいます。 距離は約8000万光年と見積もられています。
2002年3月9日,NGC3190に15等級の超新星2002boが出現しました。 下の写真はその6日後の3月15日に撮影したもので,銀河の中心からやや外れた位置にその姿が写っています。
NGC3190に出現した超新星2002bo

 矢印の先,中心核からやや外れたところに15等級の姿が確認できる。




NGC3166,NGC3169

NGC3200


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