春の星雲・星団めぐり
NGC2683(やまねこ座の系外星雲)



撮影日時:2020年2月1日 25:12から26:06にかけての6分露出10コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



NGC2683/系外星雲,タイプSA(rs)b II-III
赤経08h 52m 40.9s (2000.0)
赤緯+33°25' 02" (2000.0)
見かけサイズ9.3×2.2'
視線速度N/A
等級10.4等
距離3000万光年
所属する銀河群-
その他のIDUGC4641, MCG6-20-11
CGCG180-17, PGC24930
撮影メモ: NGC2683は,かに座とやまねこ座との境界に位置する渦巻銀河です。 やまねこ座の最南端に位置する4等星,α星の西に約6度,またはかに座の最北端の星であるι星の5度弱真北,で見当をつけます。
明るさは10.4等で長径が約9分あります。ほぼ真横から眺めるエッジオン銀河で,眼視では淡い光のラインのような姿を認めることができます。 とはいってもNGC4565のように完全な真横ではなくわずかに傾いた状態なので,大型の望遠鏡で撮影した写真には,なんとか渦を巻いた様子と中心バルジの光芒を分離することができます。 この写真ではまっすぐな線状ではなく,全体がやや曲がっていることがわかります。 春の天頂にかかる地味な星座・やまねこ座に位置する,アマチュア用の望遠鏡でも見ることのできる,唯一といってよい深宇宙天体です。




NGC2654

NGC2685


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