NGC253/系外星雲,タイプSAB(s)c: II |
赤経 | 00h 47m 36.0s (2000.0) |
赤緯 | -25°17' 00" (2000.0) |
見かけサイズ | 27.5×6.8' |
視線速度 | +251km/s |
等級 | 7.7等 |
距離 | 1040万光年 |
所属する銀河群 | ちょうこくしつ座銀河群 |
その他のID | ESO474-29, MCG-4-3-9, UGCA13, PGC02789 |
撮影メモ:
ちょうこくしつ座はくじら座の南に位置する,秋の目立たない星座です。
星座の形をたどるのはほとんど無理といっても言いくらいに暗い星ばかりですが,この星座にあるNGC253は秋の南の空にかかる大型の系外星雲で,
星座よりこの星雲自体の方が有名なくらいです。
探すのはくじら座の尻尾の星,β星(ディフダ:2等)から約7度南にたどれば双眼鏡でも楕円形の大きな光芒が簡単に見つかります。
長径は満月よりひとまわり小さいものの27分もあり, アンドロメダ大星雲を小型にした印象です。
中心部が楕円形に輝き,両端に向かって淡い部分がきれいに伸びている様子が見事です。8cm程度の口径があれば,星雲内部の凹凸の様子も分かってきます。
あまり倍率を上げない方が明るく見え,美しいと思います。ただ,東京での南中高度が約30度でやや低いので,
南の方向が開けているところでないと,つい見逃してしまいがちです。
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