春の星雲・星団めぐり
NGC2403(きりん座の系外星雲)


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撮影日時:2019年12月28日 23:28から24:23にかけての6分露出10コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



NGC2403/系外星雲,タイプSAB(s)cd III
赤経07h 36m 54.5s (2000.0)
赤緯+65°35' 58" (2000.0)
見かけサイズ21.9×12.3'
視線速度+226km/s
等級8.9等
距離1180万光年
所属する銀河群NGC2403銀河群
その他のIDUGC3918, MCG11-10-7,
CGCG309-40, PGC21396
撮影メモ: おおぐまの鼻先の4等星,ο星の北西約8度に位置する1000万光年ほどの距離にある系外星雲です。きりん座という目立たない星座にあるせいか,あまり注目されることはありませんが, メシエ天体になっていてもおかしくないほどの大きさ,明るさがあります。東西に20分,南北に12分ほどの広がりを持ち,明るさは約9等級です。 真上から見下ろす格好をしており,さんかく座の有名な系外星雲であるM33の小型版といった印象です。
NGC2403の東側と西側には9等級の2つの恒星が乗っていますが,これらは我が銀河系内の星がたまたま同じ方向に見えているだけです。 低倍率で見ると,銀河本体の中心核とこれら2つの星が東西にきれいに並んでおり,NGC2403を望遠鏡の視野内で探すときの良い目印になります。




NGC2366

NGC2444, NGC2445(Arp 143)


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