冬の星雲・星団めぐり
エスキモー星雲(NGC2392,ふたご座の惑星状星雲)
撮影日時: | 2004年1月30日 23:22から23:34にかけての3分露出4コマをコンポジット |
光学系: | ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3) |
| ミードLX200赤道儀+Pictor 201XT にて完全自動ガイド |
デジタルカメラ: | フジフイルムFinePix S2Pro |
撮影地: | 山梨県大泉村 |
カメラ設定: | 記録フォーマット…12bit CCD-RAW→16bit TIFF(3024×2016)変換 |
| CCD感度…ISO1600相当,ホワイトバランス…オート |
NGC2392/惑星状星雲,タイプIIIb+IV |
赤経 | 07h 29m 12.0s (2000.0) |
赤緯 | +20°55' 00" (2000.0) |
見かけサイズ | 47×43" |
実サイズ | 0.31×0.28光年 |
等級 | 8.3等 |
距離 | 1360光年 |
撮影メモ:
双子の兄,カストルの胴体を作るδ星(ワサト:3.5等)から東南東に約4度のところにある小型の惑星状星雲です。
視直径は1分以下で,10cm以上の口径を持つ望遠鏡でないと,恒星との区別をつけるのも難しい大変小さな星雲です。
微細な構造を見るには,100倍以上の倍率が必要です。
この星雲は,中心の明るい核の周辺に淡いリング状の構造が取り巻いています。
その形から,防寒服のフードをかぶったエスキモー(イヌイット)の顔に見えるということから,
「エスキモー星雲」というユニークなニックネームを持っています。エスキモー星雲は,恒星が死を迎え,そのガスを宇宙空間にまきちらしている姿です。
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