冬の星雲・星団めぐり
エスキモー星雲(NGC2392,ふたご座の惑星状星雲)



撮影日時:2019年11月9日 25:33から26:25にかけての30秒露出77コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン (2500mm, F10.0)
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GENにて完全自動ガイド
カメラ:セレストロンSkyris445C+アイダス赤外カットフィルタ
撮影地:山梨県北杜市大泉町



NGC2392/惑星状星雲,タイプIIIb+IV
赤経07h 29m 12.0s (2000.0)
赤緯+20°55' 00" (2000.0)
見かけサイズ47×43"
実サイズ0.31×0.28光年
等級8.3等
距離1360光年
撮影メモ: 双子の兄,カストルの胴体を作るδ星(ワサト:3.5等)から東南東に約4度のところにある小型の惑星状星雲です。 視直径は1分以下で,10cm以上の口径を持つ望遠鏡でないと,恒星との区別をつけるのも難しい大変小さな星雲です。 微細な構造を見るには,100倍以上の倍率が必要です。
この星雲は,中心の明るい核の周辺に淡いリング状の構造が取り巻いています。 その形から,防寒服のフードをかぶったエスキモー(イヌイット)の顔に見えるということから, 「エスキモー星雲」というユニークなニックネームを持っています。エスキモー星雲は,恒星が死を迎え,そのガスを宇宙空間にまきちらしている姿です。

NGC2392のスペクトル (別ウィンドウ)




NGC2371

NGC2438


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