春の星雲・星団めぐり
M59, M60(おとめ座の系外星雲)



撮影日時:2017年4月28日 21:48から22:21にかけての3分露出12コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
ミードLX200赤道儀+Pictor 201XT にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO6400相当,ホワイトバランス…太陽光



M59 (NGC4621)/系外星雲,タイプE3
赤経12h 42m 2.5s (2000.0)
赤緯+11°38' 49" (2000.0)
見かけサイズ2.7×1.6'
視線速度+751km/s
等級9.6等
距離5200万光年
所属する銀河群おとめ座銀河団
その他のIDUGC7858, MCG2-32-183
PGC42628
M60 (NGC4649)/系外星雲,タイプE1
赤経12h 43m 40.2s (2000.0)
赤緯+11°32' 58" (2000.0)
見かけサイズ2.0×1.8'
視線速度+1452km/s
等級8.9等
距離5400万光年
所属する銀河群おとめ座銀河団
その他のIDUGC5322, MCG12-10-11,
PGC28655
撮影メモ: おとめ座銀河団に属するメシエ番号のついた銀河の中で,一番東の端に位置する2つの楕円銀河です。 おとめ座ε星から西へ約5度で検討をつければ,ぼんやりした2つの光芒を低倍率で捉えることができます。 写真の右側がM59, 左側がM60です。M60のすぐ北西(右上)には,NGC4647というSc型の小型の渦巻銀河があります。 2つのメシエ天体とも,明確な構造のない楕円銀河であるため,眼視,写真とも,単なる星雲状の光しか認めることはできません。 M59は,南北にややつぶれていることがわかります。




M58

M61


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