冬の星雲・星団めぐり
M36,M37,M38(ぎょしゃ座の散開星団)



撮影日時:M36: 2014年12月14日 21:05〜21:17(露出2分×6コマ)
M37: 2014年12月14日 21:24〜21:35(露出2分×6コマ)
M38: 2014年12月14日 21:40〜21:50(露出2分×6コマ)
光学系:ビクセン20cmバイザック,レデューサ使用 (f=1278mm, F6.4)
バーダープラネタリウムMoon&Skyglowフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:キヤノンEOS Kiss X5 (クリアフィルタ改造)
撮影地:茨城県ひたちなか市平磯

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5184×3456)変換
感度…ISO3200相当



撮影メモ: 冬の夜空のほぼ天頂にかかるぎょしゃ座の五角形の中には,ほぼ同じ大きさの3つの散開星団がならんでいます。 実際の空では東から順番にM37(NGC2099), M36(NGC1960), M38(NGC1912)で,密集度はM38が一番低く,M36とM37はタイプf なのに対し,M38のみがタイプeに分類されています。 これらの星団は実際の規模もほぼ同じで,視直径は約20分,距離は約4000光年です。ぎょしゃ座は全体が淡い冬の天の川に浸っており,星間物質が豊富な星域です。 M38のすぐ南西には,IC405,IC410という赤い散光星雲が位置します。
M36,M37,M38周辺の広域画像
M36,M37,M38付近の広域画像

M36 (NGC1960)/散開星団,タイプf, I 3 r
赤経05h 36m 6.0s (2000.0)
赤緯+34°08' 00" (2000.0)
見かけサイズ12'
実サイズ13光年
星数60
等級6.3等
距離3780光年
M37 (NGC2099)/散開星団,タイプf, I 2 r
赤経05h 52m 24.0s (2000.0)
赤緯+32°32' 59" (2000.0)
見かけサイズ20'
実サイズ27光年
星数150
等級6.2等
距離4720光年
M38 (NGC1912)/散開星団,タイプe, II 2 r
赤経05h 28m 42.0s (2000.0)
赤緯+35°50' 00" (2000.0)
見かけサイズ20'
実サイズ21光年
星数100
等級7.4等
距離3580光年




M35

M41


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