夏の星雲・星団めぐり
M19(へびつかい座の球状星団)



撮影日時:2023年3月20日 26:48から27:16にかけての4分露出8コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
アイダスLPS-P1光害カットフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



M19 (NGC6273)/球状星団,タイプVIII
赤経17h 02m 36.0s (2000.0)
赤緯-26°16' 00" (2000.0)
見かけサイズ4.3'
実サイズ65光年
等級6.6等
距離22,000光年
撮影メモ: へびつかい座とさそり座の境界付近に位置する小型の球状星団・M19です。 へびつかい座の領域にありますが,探すにはさそり座のα星・アンタレスの7.5度真東にたどるのが簡単です。 密集度は大変低く,双眼鏡でも恒星状の中心核の周辺が星雲状にぼやけた様子がわかり,小望遠鏡で周辺の星が何とか見えてきます。
球状星団は円形のものが多いですが,中にはつぶれた楕円形をしているものもあります。 このM19はその中でも非常につぶれた楕円形をしていて,南北方向に長いことが明確にわかります。楕円率は0.6にもなります。 地球からの距離は約2万2000光年です。




M14

M22


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