M109 (NGC3992)/系外星雲,タイプSB(rs)bc I |
赤経 | 11h 57m 36.2s (2000.0) |
赤緯 | +53°22' 31" (2000.0) |
見かけサイズ | 7.7×4.7' |
視線速度 | +1229km/s |
等級 | 10.6等 |
距離 | 4100万光年 |
所属する銀河群 | おおぐま座北部銀河群 |
その他のID | UGC6937, MCG9-20-44, PGC37617 |
撮影メモ:
北斗七星のひしゃくを作る2等星,γ星(ファクダ)から南東へわずかに40分のところに見られる小型の系外星雲です。
視直径は8分弱,明るさは10.6等で,メシエ天体の中では非常に見にくいもののひとつです。
現在,メシエカタログはM110まで登録されていますが,これはアンドロメダ大星雲の伴星雲で正式には公認されていない番号です。
つまり,このM109がメシエカタログ最後の天体ということになります。
10cmくらいまでの望遠鏡ではただの光のシミにしか見えず,特に面白味はありません。
写真に撮影すると,淡い中心核から2本の棒のような光芒が延び,その周りに未発達な渦が巻いている様子がわかります。
眼視でこの星雲の存在がわかれば,その観測地は十分に暗い空であるといえます。
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