夏の星雲・星団めぐり
G65.3+5.7(はくちょう座の超新星残骸)


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撮影日時:2025年4月26日 25:19から27:39にかけての8分露出15コマをコンポジット
光学系:ボーグ67FL, レデューサ使用 (f=210mm, F3.4)
サイトロンQuad BP IIIフィルタ使用
タカハシJP赤道儀にて自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100


G65.3+5.7/超新星残骸
赤経19h 32m 00.0s (2000.0)
赤緯+31°12' 00" (2000.0)
見かけサイズ240'
実サイズ180光年
等級 -
距離2600光年
その他のIDSh2-91, Sh2-94
Sh2-96
撮影メモ: はくちょう座β星(アルビレオ)の約3度北部に広がる,環状の超新星残骸を捉えたものです。ページ右上のボタンをクリックすると,モノクロの反転強調画像が表示されます。 星雲の直径は4度にも及び,一部はこと座の領域に入っていますが極めて淡く,赤いHα光と緑色のOIII光が入り組んでいる様子がわかります。 太陽系からの距離は2600光年と推定されており,実直径は180光年ほどです。
南側のフィラメント状の領域が比較的濃く,ここにはシャープレスカタログのSh2-91が付けられています。 星雲の膨張速度から,この超新星残骸は約30万年前に起きた超新星爆発により形成されたと考えられています。

G65.3+5.7周辺の天体分布 G65.3+5.7周辺の星雲・星団




卵星雲(PK80-6.1)

りゅう座η星付近の分子雲


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