春の星雲・星団めぐり
Arp 299(おおぐま座の系外星雲)



撮影日時:2022年1月4日 24:53から26:00にかけての6分露出12コマをコンポジット
光学系:ミード25cmシュミットカセグレン,レデューサ使用 (1600mm, F6.3)
バーダープラネタリウムMoon & Skyglowフィルタ使用
ミードLX200赤道儀+Lacerta M-GEN にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD810A
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(4080×4080)変換
撮像サイズ…20×20mm
感度…ISO4000相当,ホワイトバランス…太陽光



NGC3690(Arp299)/系外星雲,タイプIBm pec
赤経11h 28m 33.2s (2000.0)
赤緯+58° 33' 56" (2000.0)
見かけサイズ1.5×1.0'
視線速度+3033km/s
等級12.0等
距離N/A
所属する銀河群 -
その他のIDUGC 6472, MCG +10-17-3
IRAS 11257+5850, PGC 35321
IC694/系外星雲,タイプSBm? pec
赤経11h 28m 30.6s (2000.0)
赤緯+58° 33' 29" (2000.0)
見かけサイズ1.1×0.9'
視線速度+3132km/s
等級12.1等
距離N/A
所属する銀河群 -
その他のIDUGC 6471, MCG +10-17-2
PGC 35326
撮影メモ: 北斗七星のひしゃくの中に潜む,小型の衝突銀河ペアを捉えたものです。特異銀河のカタログ番号Arp299を持ちます。 2つの銀河はともに大きさは1〜2分で,明るさは約12等級です。東側がNGC3690,そして西側がIC694です。 衝突のプロセスがかなり進んだペアのようで,2つの銀河の中心核は触れ合わんばかりに接近しています。 この写真ではほとんどわかりませんが,北の方向に10分以上の長さの極めて淡い尾のような構造が確認されています。 衝突により弾き飛ばされた,銀河内の星や星間物質と考えられています。




NGC3675

NGC3718,NGC3729


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