2006/4/21のシュワスマン・ワハマン第3彗星



撮影日時:(C核)2006年4月21日 21:42から22:14にかけての10分露出4コマをコンポジット
(B核)2006年4月21日 22:27から22:59にかけての10分露出4コマをコンポジット
(R核)2006年4月21日 23:23から23:56にかけての10分露出4コマをコンポジット
光学系:タカハシ12.5cmフローライト屈折 (1000mm, F8.0)
ビクセンアトラクス赤道儀+ミードPictor 201XT にて完全自動ガイド
デジタルカメラ:ニコンD70 (改造)
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…12bit CCD-RAW→16bit TIFF(3008×2000)変換
CCD感度…ISO1250相当




C核とB核の位置関係

撮影日時:2006年4月21日 22:29から22:39にかけての3分露出4コマをコンポジット
光学系:AFズームニッコール24-85mm (f=85mm, 絞りF4.0開放)
タカハシJP赤道儀にて自動ガイド
デジタルカメラ:フジフイルムFinePix S2Pro
撮影地:山梨県北杜市大泉町

カメラ設定:記録フォーマット…12bit CCD-RAW→16bit TIFF(3024×2016)変換
CCD感度…ISO1600相当,ホワイトバランス・・・オート



撮影メモ: この日のシュワスマンワハマン第3彗星は,C核はかんむり座α星(アルフェッカ)の30分北に,その他の核はうしかい座の領域内に位置しています。 C核は光度8等級で,かなりはっきりしたダストテイルが南西に伸びています。5.3度西北西に位置するB核は4月初めにバーストを起こし,この日は集光のない細長い姿を見せています。 崩壊が始まっているとの説もあり,今後の変化に目が離せません。双眼鏡ではかなりぼんやりした星雲状で,光度は9〜10等級です。
B核の1度西北西に位置するG核も,彗星らしいダストテイルを伸ばした姿がはっきりわかります。こちらの光度は12等級ほどです。 また,G核からさらに26分離れて14等級のR核がかすかに確認できます。これ以外にも多数の分裂核が検出されていますが,小望遠鏡で観測可能な核は,現在のところこれらの4つです。




2006/4/27のシュワスマン・ワハマン第3彗星

2006/3/31のシュワスマン・ワハマン第3彗星


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