夏の星座案内
さそり座と火星



撮影日時:2001年6月23日 22:19〜22:36(露出17分)
光学系:SMCタクマー105mm F2.4(絞りF4.0)
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
カメラ:ペンタックス67
フィルム:エクタクロームE200 (+1増感)
撮影地:富士山新五合目駐車場



撮影メモ: 2001年6月下旬,地球に最接近した直後の火星がその巨光を放っているさそり座の姿です。 よく知られているように,さそりの心臓で輝く赤い1等星・アンタレスは「火星に対抗するもの(アンチ・アーレス)」という意味を持ちます。
火星は2年2ヶ月ごとに地球との接近を繰り返しますが,接近時に背景となる星座は毎回ずれるため, この写真のように文字通りアンタレス(アンチ・アーレス)と,接近した火星(アーレス)が並んで輝く姿は約15年に一度しか見られません。 夏の夜空でその赤さを競う,好敵手同士を捉えた貴重な画像です。

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夏の大三角形

はくちょう座


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