冬の星雲・星団めぐり
オリオン-エリダヌス スーパーバブル
(Sh2-245, おうし座〜エリダヌス座の超新星残骸)
写真をクリックすると拡大画像が表示されます。
撮影日時: | 2016年1月3日 21:32から23:15にかけての3分露出10コマコンポジットの |
| 3フレームをモザイク合成 |
光学系: | ボーグ60ED, レデューサ使用 (f=245mm, F4.1) |
| アイダスLPS-P1光害カットフィルタ使用 |
| タカハシJP赤道儀にて自動ガイド |
デジタルカメラ: | キヤノンEOS 6D (改造) |
撮影地: | 山梨県北杜市大泉町 |
カメラ設定: | 記録フォーマット…14bit CCD-RAW→16bit TIFF(5472×3648)変換 |
| 撮像サイズ…35×24mm,感度…ISO3200相当 |
Sh2-245/超新星残骸,タイプ5 E |
赤経(概略位置) | 04h 01m (2000.0) |
赤緯(概略位置) | +02°45' (2000.0) |
見かけサイズ | 900'以上×30' |
実サイズ | - |
等級 | - |
距離 | 680光年 |
その他のID | LBN 839 |
撮影メモ:
おうし座西部からエリダヌス座にかけて広がる,極めて淡い発光星雲がSh2-245です。
この写真は8度×15度ほどの範囲を捉えたもので,Sh2-245は南北に20度近くにも及ぶ筋状の星雲であることがわかります。
Sh2-245は,約20度東のオリオン座付近で起きた複数の超新星爆発により形成された,「オリオン-エリダヌススーパーバブル」と呼ばれる一種の衝撃波面の一部です。
「オリオンOB1アソシエーション」と呼ばれるオリオン座付近の恒星の集団からの紫外光により励起され,赤いHα光を発しています。
周辺には極めて表面輝度が低い分子雲が漂っており,これらの星雲と複雑に絡み合っています。
→オリオン-エリダヌス スーパーバブル広域画像へ(315KB)
|
御意見,御感想をお聞かせください。 →メールはこちらまで・・・