冬の星雲・星団めぐり
オリオン-エリダヌス スーパーバブル
(Sh2-245, おうし座〜エリダヌス座の超新星残骸)


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撮影日時:2022年10月29日 22:51から24:28にかけての6分露出8コマコンポジットの
2フレームをモザイク合成
光学系:AFズームニッコール80-200mmF2.8ED (f=80mm, 絞りF4.0)
アイダスLPS-D1光害カットフィルタ使用
タカハシEM-200赤道儀にて自動ガイド
CMOSカメラ:ZWO ASI2600MC Pro (冷却温度-15℃)
撮影地:福島県古殿町・三株高原

カメラ設定:記録フォーマット…16bit FITS→16bit TIFF(6248×4176)変換
撮像サイズ…23.5×15.7mm,ゲイン…100



Sh2-245/超新星残骸,タイプ5 E
赤経(概略位置)04h 01m (2000.0)
赤緯(概略位置)+02°45' (2000.0)
見かけサイズ900'以上×30'
実サイズ -
等級 -
距離680光年
その他のIDLBN 839
撮影メモ: おうし座西部からエリダヌス座にかけて広がる,極めて淡い発光星雲がSh2-245です。 この写真は15度×19度ほどの範囲を捉えたもので,Sh2-245は南北に20度近くにも及ぶ筋状の星雲であることがわかります。 Sh2-245は,約20度東のオリオン座付近で起きた複数の超新星爆発により形成された,「オリオン-エリダヌススーパーバブル」と呼ばれる一種の衝撃波面の一部です。 「オリオンOB1アソシエーション」と呼ばれるオリオン座付近の恒星の集団からの紫外光により励起され,赤いHα光を発しています。 周辺には極めて表面輝度が低い分子雲が漂っており,これらの星雲と複雑に絡み合っています。 南部のエリダヌス座の領域で,赤い星雲が東西方向に枝分かれして大きくカーブしています。 星雲全体の形状は筆記体の「i」の字型をしていることがわかります。
Sh2-245周辺の星々 Sh2-245周辺の星々




LBN826

Sh2-247


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